手法かタスクかどちらかを固定すると考えやすい

午前中はメール処理。大学院の出願が今週までなので、問い合わせが来たりする。結局外部からうちの研究室を受験するのは3人かな。大学院生の人が増えると研究も盛り上がってくるので、自分の研究室は首都大外からの受験も大歓迎である。(もちろん学内の他の学部からでも)

午後は電話会議。いつもはe-mobleを使わないとSkypeで音声通話ができないのであるが、今日はなぜか学内のネットワークから接続できたので、いつもより安定していた。なんでつながるようになったのだろうか……。

夕方、言語教育勉強会で、M2の人たちの研究進捗報告。そろそろ修士論文をどうするか決めると動きやすくなるが、まだまだ変更しても問題ない時期なので、いろいろ模索するのはありだと思う。大事なのは、模索するにしてもトライすることで、実験したりデータを調査したりして「これはダメそう」となって変えるのはよいが、サーベイだけで判断すると (というかサーベイすらしていないと) 夏以降が苦しくなるのではないかな。

あと、手法に飛びついて「この手法はこのタスクに使えそうだ」という順番はうまく行かないことが (経験的に) 多いので、それよりはどういうタスクをやるかということをしっかり考えることと、そのタスクで何が現時点で問題となっているか、ということを認識することが大事だと思う。昔はいまのような機械学習手法がなかった、あるいはいまのような大規模なデータがなかったので、解ければ嬉しいけど未解決の問題として残っている、ということもあるのだ。

いずれにせよ、どちらかを固定してもう片方をいろいろ試したほうが、両方いろいろ試すより早く局所解に到達し、「これじゃダメだ」「これでいけそう」という判断がつきやすいので、フラフラするにしても自分の軸足はブレないで決めたほうがよいだろう。

共同研究費がそろそろ使えるようになりそうなので、購入物品の下調べをする。最初は機械翻訳をやりたいという人がいたのでメモリとCPUがあればいいかと思っていたが、機械翻訳をやるという人はいなくなり、逆に研究でウェブデータを使いたいという人がいるので、ストレージも考えないといけない。とはいえ、使う人数を考えると、ひとまずCPUサーバから調達だろうか。

夜は例によって授業の準備。午前2時半に資料を完成させ、印刷しようとしたらコピーカードが見当たらない。金曜日の夕方に使ったのは確実なのだが、研究室のめぼしいところにはないし、家に持って帰ったのかもしれず、結局印刷できずに帰宅……。