添削に回す時間が作れない

研究室の勉強会の時間割を決めたが、適用は来週からなので、今日は言語学習支援勉強会と機械翻訳勉強会の合同進捗報告である。

機械翻訳勉強会は、ワークショップ関係が一段落したので、またしばらくサーベイのフェーズになりそうである。機械翻訳は論文の数がものすごいので、サーベイしようと思うと100本では利かない可能性があるのだが、みんなで手分けすればなんとかなるかもしれないので、ある程度近い分野を複数人で調べる、というのが現実的なところなのかもしれない。

言語学習支援勉強会も、NLP 若手の会シンポジウムで話した内容を続けている人と、違う内容をしようという人とで、少しずつ離れてきている。最近深層学習系のことをやりたい人が多いので、よくあるのだが、他の人が紹介した論文が実は自分のやりたいことと関係している、ということが往々にしてあるので、他の人の発表もちゃんと聞いておいてほしい。(「これ、前誰かが紹介していたよね?」ということがよくあるのだが、ちゃんと覚えている人とそうでない人とで差がつく)しかし、1時間半で2勉強会の進捗報告は終わらず、夕方に持ち越し。

昼休み、大学院教務のお仕事として、必修の「プロジェクト演習」という授業のガイダンスを開く。院生は全員、自分の研究室以外の研究室が提供するプロジェクトに参加し、学年末に成果報告会を開催する、というもので、修士の学生的には修士論文の次に重たいタスクなのである。

うちの研究室は、deep learning を使って何かしてください、という漠然としたお題で、誰が集まるか(そもそも集まらないか)と思ったが、6人(石川研究室の M1 の4人全員を含む)集まってくれたので、そこそこおもしろいことができるのではなかろうか。隔年で担当するのだが、一昨年は首都大生が何を知っていて何を知らないのか分からないで普通に機械学習のお題を出したところ、そもそも機械学習を知らない人が半分集まってしまった、というお互い厳しい状況だったので、今回はそうならないようにしたいのである。

午後はコース会議。タイミング的な問題か、欠席されている方々が多い気がする。自分は担当の議題があったので、みなさんからご意見をいただいて委員会に戻すというお仕事。

夕方は言語学習支援勉強会の進捗の続きと国際会議の原稿の添削。国際会議の原稿も、まだ3本が添削待ちなので、早く進めないと……(〆切まで2週間を切っているのに1週間以上コメントを返せていないなんて、自分の感覚ではありえないのだが、それすらできないくらい他の仕事が入っていて、申し訳ない)