10年ブログを続けていると経年変化が分かるようになる

午前中は例のごとく講義。今回で10回目なのであと4回 (試験を入れるとあと5回)。授業をすると勉強する、とは聞いていたが、本当だな〜……。

昼から国際会議の論文の査読。来週〆切で合計6本読むことになっていたのだが、残り2本まで到達。今週はこれで終わりかなぁ。

上野千鶴子推薦と本屋で平積みになっていたので「すべてはモテるためである」を買って読んでみた。

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

書いてあることはそんなに悪くないと思うのだが、書き方で損をしているかもしれない……。あと、これに書いてあることがそんなに悪くないと思えるのは、たぶん自分がすでに恋愛の末結婚しているからで、恋愛したことなかった高校生のころ読んでいたらもっと違った印象だったろう。自分は男子中高に通っていたのだが、こういう議論を真面目にやったりしていたなぁ、と懐かしく思い出す。多くの男子校生にとっては恋愛というのは形而上のことなのである。

ここ数日、なぜか1年以上前に書いた中高大は男子校のほうが学力は伸びるという記事が Twitter で拡散していて、やたらリツイートの通知が来る。ブログはだいたい書いて数日以内にアクセスのほとんどが集中するので、1年以上経ってから広まるというのは珍しい。本の抜き書きをするとブックマークされたり Twitter で紹介されたりする数が多くなる傾向があるのだが、自分の書いた文章ではなく他人の書いた文章を孫引きで紹介されるのは元々の著者に失礼、かつ自分で書いたもので勝負していないのはよくないかと思い、最近は抜き書きすることは (よほど紹介したいことがあり、かつ自分もそれに対して言いたいことがないのでなければ) 避けているので、抜き書きしていたころの自分の記事を見ると不思議な感じである。

実際、最近はブックマークや Twitter で紹介されることは少なくなったが、オリジナルの文章だけになったので、どういう内容に世間の方々が興味を持つかというのがダイレクトに分かるようになり、これもまたおもしろい :)