ブログをそのまま本にするのはいただけない

東京への移動日だったが昼研究室に行き、掃除機をかけたりする。5分かけるだけで腰痛が……根本的に姿勢が悪いのだろうな〜

高の原まで @tomo_wb くんに送ってもらい、京都へ。乗った電車は国際会館行きで、京都駅は近鉄ではなく市営地下鉄の駅に出るようなのだが、乗り換えていると予約した新幹線に間に合わなさそうだったので、初めて地下鉄駅経由で新幹線へ。

しかし遠い遠い……。これだけ離れていると近鉄で数分遅れで着いても余裕で取り返せるくらいの距離だった。修学旅行生をかきわけてなんとかダッシュで滑り込む。急に運動したせいか、気持ち悪くなってダウン。

最近ちょっと話題になっていた「エンジニアとしての生き方」

エンジニアとしての生き方  IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)

エンジニアとしての生き方  IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)

大学図書館で買ってもらったので読む。確かに内容は「なるほどな」と思うこともあるのだが、元々がブログ(Life is beautiful)の文章を強引に縦書きの本にまとめ、コメントが全部削られていて文脈が分からなかったり、ほとんど編集しないでそのままぐちゃぐちゃに並べてあるので読みづらい。これは編集の人がちゃんと手を入れるべき本だったと思う。せっかく内容はあまりこういうジャンルの本がないので貴重なのに、横書きを縦書きにするという部分に関する不整合だけでも、顔文字がそのまま縦になっていたり、「右(前)に書いたように」となっているべきところが「上に書いたように」となっていたり。いろいろ変。

ブログを元にした本で「これは読んで満足」という本にこれまで出会った試しがない。自分でもはてな日記の機能で半年に1回「生駒日記」を製本しているのだが、自分では読まないかな〜。(電子的にデータがなくなっても大丈夫なように、紙にして残しているだけなのだ。紙の方が安心という旧世代の人間なもので……)

同じく抜き書きだらけの村上春樹「雑文集」

村上春樹 雑文集

村上春樹 雑文集

のほうは、いろいろ抜き書きにも「このとき自分はこう考えて書いた」とか「なんでこれを書いたのか覚えていないが、自分で読んでいかにも自分はこんなことを書きそうだと思う」とかコメントが入っていておもしろい。抜き書きで作るなら、書いたときと再度引用するときの違いとか、そういう新しい視点を入れたり、並べ方をあとから編集したり、ただコピペするだけで本を作るというのは編集者の怠慢だと思う (一応、最初に紹介した本も書き下ろし部分はあるが)。

むむ、「ISBN-13: 978-4863240230」は村上春樹「雑文集」ではなく

縄文聖地巡礼

縄文聖地巡礼

なのか。たまたまISBNが衝突してしまっているのだろうか。(上のリンクは ASIN で貼った)