NAISTは安心して挑戦できるから成長する

午前中から修士論文の添削x6.5。ボリュームがあるので、けっこう時間がかかる。日本語で書かれた論文の添削と比べると、英語で書かれた論文の添削は3倍の時間がかかる。平均すると1本当たりの添削に2時間かかるのだが、平日についぞ見る余裕がなかったので、休日に一気に片付ける作戦である。(今週木曜日が〆切、つまりあと4日しかないので、あまり遅れると反映する時間が取れない)

そういえば、NAIST図書館で借りた (いろんなところで名著との誉れが高い) "The Elements of Style" をいまさらながら読んでみた。

The Elements of Style, Fourth Edition

The Elements of Style, Fourth Edition

自分はそこまでベタ褒めするほどには思わなかったが、この分量で (英語のネイティブが) 英作文で気をつけるべき点について網羅しているのはすごい。あと、間違いの例と正しい書き方が対照的に書かれているので、どのような表現はどう改めればよいか、というのが分かるのがとてもよい。こういう事例をもっと読みたいな……。

最終的にどう書けばいいのかはよい文章を多読すればよいのだが、自分が具体的に書いたり添削したりするとなると、「元々言いたいことがこういう内容のとき、どう書くべきか?」という問題になるため、単に論文をたくさん読んだら書ける、というわけではないのである。(だからこそ、他の人から添削を受けたりコメントをもらったりするのが本質的に重要なのであるが)

今までは英語論文は最後の砦として松本先生にお願いすることができたが、そろそろもっと本気で自力で書けるようにならないといけないな。実際自分の手に負えなくて (時間がなかったのと、あと文章がまずいことは分かるのだが、どのように直せばいいのか分からなかったのとで) 松本先生に何回も添削をお願いすることになった論文はこれまで1本しかなかったのだが、それでも最後は頼れる人がいる、という安心感は非常に大きい。

自分自身、学生でいた5年間より、助教になってからの3年間のほうが、松本先生とよく喋り、いろいろ教わった気がする (まあ、学生の間は1年くらい奈良にいなかったりしたせいかもしれないが……)。出身研究室でストレートに助教になっていいのか、と思ったりもしたのだが (一般的には博士号を取得した研究室でそのままポスドクをしたり助教になったりはしないほうがいいらしい)、結果的にはとてもよかった。松本先生に限らず、教員としてスタートしたばかりの人にいろいろ教えてくれる環境という点で、NAISTはとても恵まれていると思うのである。(他の大学で教員をしたことがないので分からないが)