研究は問題設定が正しければ半分終わったようなもの

毎度のことながら、週明けはメールの処理が追いつかない。

午前中、書類書き。こういう書類のフォーマットは揃えてくれるとありがたいのだが、募集する側からすると内容が少しずつ変わってくるのは仕方ない。ある程度コピペできるのはありがたいが、論文の書誌情報書くときのエントリ順番を変えないといけないとか、本質的でないところで時間を使うのは、その時間の長短に関わらず不毛な気がする……。

昼から学内実習のミーティング。今後の予定を相談し、とりあえずしばらく継続することに。個人的には年内くらいは自分でやりたいテーマがあればやってもらえばいいと思っていて (もちろん一緒にやりたいという人とは秋から一緒にやるが)、それで方向性が見えてくればそれでいいし、年が明けてもまだ迷走中の人にはちょっと相談に乗ってみる感じかな。

ひとまず研究テーマが決まっていない人は、年明けまでにメジャー国際会議の論文を100本読んでみてから考えるといいと思う。最初の数本読むのはとても時間がかかるが、慣れると1日数本に目を通すのはそこまで大変ではなく、自分の研究テーマが決まったら、密接に関係する (比較手法として実験で言及するべきような) 論文は実装できるくらいまで読み込むような感じで。

先日 Kevin さんもおっしゃっていたが、研究って「正しい質問をする」のがとても大事で、この論文の手法はもっとよくできるんじゃないか?とか、この手法はもっと効果がある他のタスクがあるんじゃないか?とか、そういうのを見つけて実際に解く、というところが重要。たぶん日本の学校教育の中にいると、答えのある問題が与えられたうえでそれを解く、というのは慣れているだろうが、答えがあるかもないかもしれない問題を見つけ、失敗するかもしれないが解いてみて、成功したら万々歳、というのは少し思考を転換する必要がある。まあ、いずれにせよ (だらだらと、ではなく) 徹底的に悩む経験もいいんじゃないかな。

午後は言語教育勉強会。論文紹介1件とと進捗報告3件のつもりだったが、進捗報告だけで2時間使ってしまった。新しく博士後期課程に入学されたインドネシアからの留学生である budi-i さんは、インドネシア語の誤り訂正をされたいということで言語教育勉強会にいらしたので、これまでの研究のついてお話ししてもらう。内容的にはCJE++も普通にありのように思う。タスクによって勉強会が分かれているせいだが、言語教育でまとめても相当巨大な勉強会なので、これ以上マージするのは難しいか……。

夕方はソーシャルメディア解析勉強会。先日取り上げたこともある Word Salad に関する論文紹介。スライドやデモを見たりするのは楽しかったが、がんばって精読するような論文ではないな……。進捗報告はM2の人たち2件。修士論文に向けてがんばってほしい。

夜は書類書き。午前1時半まで粘る。連日終電を超えるとしんどいものがある。仕方ないので24号線で下道を使って帰ってきたが、けっこう体力を使うのである。

最近 e-mobile のGL04P を使うようになったのだが、とんでもなく接続が不安定で、非常にストレス。LTEと3Gの切り替えのせいかと思って3G、LTEそれぞれ固定してみたり、Wifiのチャネルを固定してみたり、認証方式を変更してみたり、物理的にSIMを抜き差ししてみたが、ダメ。これまで iPad で使った経験がある GL01P、GP02、GP01 はいずれも問題なかったのだが、なんで???