昔から30になってようやく落ち着くのが日本社会

[twitter:@pavlocat] くんが京都に来ているそうで、研究室まで遊びに行く。インドの話を聞いたりする。4年前にインドに行ったとき、カレーはおいしかったが、朝昼晩毎食カレーで最後のほうはしんどかった記憶がある。もっとも、3日以上滞在するとどこにいてもストレスなので、インドだから特につらかったというわけではないかも。

まだ仕様書を書いているのだが、そろそろ収束してくれてもいいように思う。次こういう機会があってもここまで時間はかからないだろうが、けっこう大変。そもそも今後こんなふうに仕様書を書く機会があるのかも疑問であるが……。

Evernote を AppStore で3.3.0に更新してから ScanSnap との連携ができなくなったり、FireFox で PDF をダウンロードするとき PreviewAcrobat ではなく Evernote で開いてダイレクトに Evernote に入れる方法が使えなくて難儀していたのだが、検索してみると AppStore で配布されているバージョンには問題があることが判明しているそうで、Evernote のサイトからダウンロードしたものを入れ直すのが正しい解決策らしい。それでいいのか……。

文庫版になっていたので購入した「雇用の常識」

雇用の常識 決着版―「本当に見えるウソ」 (ちくま文庫)

雇用の常識 決着版―「本当に見えるウソ」 (ちくま文庫)

を読み終える。たくさんデータ (統計) を出し、「雇用が不安定になって若者が3年で辞めるようになった」とか、「正社員を減らして派遣社員が増え、非正規雇用が増加している」とか、「企業が高齢者のせいで若者を採用しない」といった通説は事実と違う、ということを逐一反証していって、痛快である。この本を読めば、日本は昔から若者が3年で辞めていたし、大企業が採用を渋っているわけではなく産業構造の変化によって零細企業が潰れていっていることが「氷河期」の原因であり、大企業にばかり目を向けていることが若者と企業とのミスマッチを産んでいる、ということが分かるであろう。自分もいろいろと風説を思い込んでいたところがあったので、大いに目から鱗が落ちた。