難しい問題は先送りするのも一つの手

午前中はNTTに共同研究のミーティング。前回から1ヶ月くらい空いたが、あっという間である。しかし月に1回くらい進捗報告の機会があり、ちゃんと研究も進めていると、あとで楽だと思う。しかし月曜日はいろいろとやることがあって大変。

研究室に来てからいろいろとお仕事。人工知能学会の編集委員として初めて査読割当をしているのだが、いろいろと (言われないと気がつかなかったが) 確認しなければならないことがあり、目から鱗である。なんだかいろんな方に査読をお願いしないといけないが、ちょっとドキドキ。

いろいろと事務作業があり、けっこう時間を使う。時間取られすぎだと思う。

夜は言語教育勉強会。[twitter:@keiskS] くんと [twitter:@tkyf_7] くん、[twitter:@kensuke3238] くんの3人が進捗報告してくれる。@tkyf_7 くんの進捗に松本先生から厳しいコメントがあったが、大事なことだと思う。

これは特にNAISTに限った話かもしれないが、修士の2年間は授業と就職活動に相当の時間を取られてしまうので、研究に使える時間というのは非常に短い。正味1年ないのではないかと思うくらい。「勉強したいからXXXを実装してみたい」というのは大変けっこうなことだと思うが、趣味でやるならともかく、研究で自分の実装能力以上のものにチャレンジするのは、ちゃんと検討した方がよいと思う (特に、それがないと研究にならない、といったレベルのコアなコンポーネントだと、書けないと卒業できない)。

お勧めは、一応既存のツールなりライブラリなりを使ってベースラインを実装した上で、自分の提案手法を実装することであり、こうすると、少なくとも最低限入力データを入れると正しい出力が得られるシステムはあるわけで、なにか間違えたことをしても気がつきやすいし、主な貢献となるべきアルゴリズム以外のところは共通に作れるので、タスクに関する理解も深まるのである。(あと、いずれにせよ論文を書こうと思うと比較手法は用意しないといけないし) 往々にしてベースラインを作って動かしているうちに、問題としておもしろい (難しい) ところが分かってきて、必ずしも当初考えていた提案手法が最善ではないことに気がつくこともある。

久しぶりに国境食堂に行ってみたが、もう大量には食べられないなぁ。