来るものは拒まず、去るものは追わず、ただ行く先々での幸せを願う

泥縄だが朝からスプリングセミナーの準備。iPad 3 のニュースを見つつ、スライドをなんとか完成させる。カラープリンタで印刷しないといけないのだが、あまり印刷しないせいか、うまく出なくて困る。

今回スプリングセミナーに来てくれたのは学部3年生の4人。聞いてみると、人文系が2人、理工系が2人で、Python はほとんど触ったことがないという人もいるが、なんとかなりそうな感じ。

ひとまず多忙を極める松本先生に3分ほど挨拶をしていただいて、残り2時間ほど自然言語処理の基礎のレクチャー。正直なところ、2時間解説することでどこまで現状を分かってもらえるか分からないが、座学より手を動かしてもらうことがスプリングセミナーの主眼であるし、演習を進めるに当たって必要な基礎事項の説明かな。もし NAIST を受験しよう、あるいは NAIST でなくても自然言語処理の研究室を受験しよう、という人がいたら、参考になるといいなと思う。

午後は演習。Python や NLTK のインストールは終わっているので、実際のコーパスを見てもらったりして、少しずつ書き始めてもらう。今回は1人に1台ずつ MacBook を貸与しているので、それぞれの人が自分のペースで実習してもらえるかなと思う。

夕方から情報科学研究科の教員の歓送会。[twitter:@naomi_te] さんがいなくなるのは寂しい限りで、他にも男女共同参画室のメンバーが何人も NAIST から転出されるということ。でもこういうように流動性が高いのが NAIST の強みでもあるし、Kevin さんのように新しい人が入ってきてくれるわけだし、それでも我々は前に進んで行かないといけないんだな。

スプリングセミナーに来ていた人たちの歓迎のために松本研カレー部のみなさまが活動していたようで、4人ともカレーを食べていたらしい。受験生は在学生と直接話すのがいちばんだと個人的に思っているので、おもてなししてくれてありがたい。NAISTや松本研のいいところ、悪いところ、両方伝えてもらい、それで受けるかどうか判断してもらうのがよいと思うのだ。「ブラック研究室はどこですか」などと気にする人が世の中にいるようなのだが、実際足を運んでそこで過ごしている人たちの顔を見たら分かると思うし、自分自身松本研を受験することに決めたのはオープンキャンパスでその当時在籍されていた学生の方々にお会いしたのが一番大きかったから。