ようやく体調が戻ってきた。週末なので掃除したり洗濯したり。
「3月のライオン」
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/07/22
- メディア: コミック
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ちょこちょことスライド作成。複数人の仕事をまとめるのは難しい。全体の統一感を出すのは至難の業……。(というわけで諦める)
論文の添削、PDF に書き込むのは楽なのだが、なんだか添削した感じがしない。書ける長さに制約がないので、書けすぎてしまう、というのも問題かもしれない。やはり紙に印刷して赤を入れたほうが落ち着く。「もう書くスペースがないので一度渡します」ということができるので……(Word で添削すると「これ以上コメントつけると Word が落ちるので一度渡します」という状態になることはしょっちゅうあるが)
そうこうしていると、@shirayuくんが今年タイで開催される IJCNLP という会議に採択されたという嬉しいお知らせ。続いて @tomo_wb くんも通ったそうで、めでたい。自分は査読付き国際会議デビューはD1のとき(しかも IJCNLP ほど大きな会議でもない)だったので、みんながんばったなぁと思う。あと @uchumik さんもアクセプトとのことで、すばらしい。いずれも自分が第二著者。
自分は割と学生時代ぼこぼこ国際会議に落とされていた (打率5割くらい) のだが、第二著者になってからのほうが打率がいいというのは、(逆の意味で) 共著者に恵まれているということだろうか。自分が入学してからというもの、修士のうちに査読あり国際会議に通す人は毎年1人いるかいないかだったのだが…… (NAIST は分野を変えて入学してくる人がほとんどなので、ある程度仕方ないのだが)。今年の M1 の人たちはすごくやる気だし、少なくとも松本研の (第N期) 黄金時代はこれからのようである。これは自分も負けていられない!!
学生のうちは、教員になって第一著者で書かないようになった人は「最近自分の研究していないのかな」とか「書いている学生は大変だろうけど、何人も名前を入れてもらって楽に業績が溜まってそう」などと失礼ながら思っていたのだが、全然そんなことはなくて (いや、自分で手を動かした研究ができていないのは本当だが)、第二著者でもけっこう論文執筆に関わっているのだな、と感じる。特に学生のころは自分の研究だけに全部の時間を使えたのだが、第二著者だと (個々の作業にかかる時間は第一著者よりは少ないかもしれないが) 関わった論文の数だけターンが回ってくるので、相当大変。
将棋でも普通は1対1で対局するのだが、プロ棋士になるとたとえば羽生王座・棋聖は「100面指し」などと言って100人と同時に指導対局したりすることがある。これだと指導される側は他の99人の対局を回っている間ずっと考えることができる一方、指導側は本当に見た瞬間に指さないといけない (それでも数時間かかる) のだが、それでもきっちり勝ったり、子どもがずるをして形を変えても「あれ、おかしいな、これさっきと形が違わない? ずるしてない?」と気がついたりするそうだ。
自分もこれまで1対1 (というか共著で指導側のほうがむしろ複数人) で指導を受けてきたが、どんどん「100面指し」をする方に足を踏み入れているようである。今回は4本同時並行で論文にコメントを入れるのは正直最後パニックになって (@shirayu くんのは松本先生にヘルプをお願いしたりして) いたが、なんとか無事でよかった……。とりあえず一気に N の数は増やさず、2面指し、3面指しと少しずつ増やしていったほうがいいのでは、と思った。
そうそう、通ったのは @jhirwin くんの献身的な努力によるところも大きいと思う。彼は結局何面指しをしたのだろうか (N>4であることは確実だが)。これからはニューヨークに足を向けて寝られない。