論文の添削は岡目八目

午前中は大学の業績システムに自分の情報をせっせと入力していたり。あとで松本先生(副学長=情報基盤センター長)から「真面目に登録していて偉いね」と言われる。真面目に登録しないなら、いったい他の人はどうしているのだろうか……。

午後から国際会議の論文のコメント入れ。8ページ全部入れることを目指すとなかなか返せないので、1ページ終えるたびに送ってみる。副産物として、赤を入れるのは1ページ1時間かかることが分かる (PDFで添削しても紙の上で添削しても同じくらい)。書く人はもっとかかっているのだと思うが、けっこう読みごたえある。ただ、「岡目八目」とはよく言ったもので、自分が書いていたら気がつかないようなことが他人の論文なら見えたりするので、いろいろコメントできることがあるのであった。(自分で書いたらこんなに気がつかないだろう)

例年この時期になると NAIST の入試のために小論文の問い合わせがあるのだが、毎回答えるのも手間なので [http://cl.naist.jp/~komachi/docs/essay.html:title=NAIST の小論文について]を更新。ページごと消したくなることもあるけど……。あと、作文スタイルの小論文でもほれぼれする名文を書く人もいる(100点満点を差し上げたくなるような小論文を見たことがある)ので、散文スタイルが絶対だめ、というわけでもない。最近は松本研 M1 の id:keiskS さんの日記を読むのが楽しみである (笑)

夜は言語教育勉強会。@pavlocat くんによる進捗報告。研究のアイデアを松本先生が言っていたのはほんの1週間前なのに、もう実験をいろいろ回していて結果(+エラー分析)を報告してくれてびっくり。すごいなあ。最終的な結果はどうなるか分からないが (予想通りにはうまく行かないかもしれないが)、解きたい問題ははっきりしている (その研究で喜んでくれる人が確実にいる) ので、うまくいくまであの手この手で挑戦してみるのはやりがいあるんじゃないかと思う。続きの進捗が楽しみである :-)