自分の好きな研究のスタイルを見つける

社会的知能発生学研究会の2日目。まず@tanichuさんのトーク。daiti-m さんの教師なし形態素解析に最近注目している、というお話を聞いていたが、こういう使い方があるのか〜。書かれたもの的にはこれかな? 人工知能学会の全国大会には一度も行ったことがないが、一度くらいは行ってみたいものである (来年は岩手開催のようだが)。

お昼を挟んで自分のトーク。そもそもトークの時間が3時間確保されていて「適宜質問や議論があるので、40分程度の内容をご準備ください。すぐ3時間経ちますので」と言われていて、いったいどういう状況か、と準備に相当心理的負担があり、聞きに来る人たちがどういう人たちなのか分からず作ったのでいろいろと失敗した感があるが、伝えるべきことは伝えたように思う。(そういう話が聞きたかったのかどうかは別にして) @tanichu さんも「初めて自分がここにトークに来たときは全く教師信号がなかったのでボロボロでした」とおっしゃっていたが、自分もそんな感じ……。

あと思ったのは自分はかなり工学寄りの人間であり、あまりサイエンスには興味がないのだな、ということも感じた。工学の中ではまだサイエンスに興味がある部類に入るのだろうが、サイエンスのほうをメインとして人たちからすると、だいぶ手垢にまみれたことに浸かってしまっているのかもな、と思う。理論的にきれいなモデルが実用上も役に立って嬉しい、というストーリーよりは、実用上役に立っているモデルに理論的な美しさを与える、というストーリーのほうが好みだ、ということかもしれない。ヒューリスティックでもなんでもいいのでまずは問題解決に使われている手法があり、それに理論的なお墨付きを与えるとか、シンプルにしてもっと使いやすくするとか、そういうスタイルが好きなんだと思った。

帰りは乾先生と @tanichu さんと電車。遠距離結婚とか子育てとかについて。やっぱり月1回くらいは家族に会いたいな〜。