職員の方々あっての委員長

朝は PTA の交通整理の3日目。3日やってみて分かったが、登校は基本的に途切れず来るが(集団登校しているという訳ではないが、通学路的に一本しか道路がないので)、遅い子はいつまでも遅いということ。まあ、自分も誰も他の子がいなくなった時間に投稿していた記憶があるので、人のことは言えないが(遅刻の常習犯であった)。

午前中は出勤して大学院入試委員長のお仕事(定例の委員会の前の事前レク)。昨年度も留学生・留学委員長だったので毎回事前レクがあったのだが、これがあると職員の方々あってこそ教員がスムーズに仕事ができるのだということがしんみり分かるので、本学では准教授でも委員長が回ってくるのは悪くないシステムだと思う。今年度はそもそも代議員になっているので、委員長でなくても代議員会には毎回参加しないといけないし……。(コロナ前はほぼ毎月教授会があったが、コロナの少し前から教授会の大部分が代議員会になったので、委員長でもなければあまり参加しなくてよくなっていたのだが)

お昼からはオンラインで研究室の全体ミーティング(キックオフ)。研究室の勉強会のスケジュールの調整をしたりなど。今年は全体のゼミや論文紹介は参加者が30人近くいて一堂に集まるのは難しいので完全オンライン、グループミーティングは1グループ6-7人なので月1回対面で残りはオンライン、新入生の基礎勉強会は原則対面、という3パターンでやることにした。グループミーティングは割合が難しく、そもそも週1回しかミーティングないんだから、全て対面でもいいと言えばいいのだが、これまで2年間オンラインばかりでやってきているので、少しは移行期間が必要かなと……。

午後は人工知能の授業。今年は @tanichu さんの「イラストで学ぶ人工知能概論第2版」を教科書にしているが、https://ai.tanichu.comにスライドや講義動画が公開されていて正に神対応。スライドは少しあっさりしているが、教科書の方が結構ボリュームあって、合わせて使うと1コマの授業にちょうどよくなっていて、さすがである。このボリューム感を調整するのが難しい。

夕方は小野先生と研究の情報交換をするが、音と言語だと割と近い領域であるという認識であったが、具体的な研究テーマレベルだと信号処理と言語処理でほぼ重なる部分がなく、むしろびっくりした。NAIST 鹿野研の学生の話はまだちょくちょくオーバーラップがあったのだが、音声の研究だともう少し近いのかもしれない。しかし深層学習が入ってきて全然研究分野の見え方が変わってしまった、という認識は同じで、はてさてこれからどうしましょうね、というところでお開き。自分も最近の自然言語処理の研究は何かこれまでと違うと思っているのだが、今後どういう方向に向けていくかということについて、今年度は少し考えてみたい。