助教の研究室滞在時間は1日16時間

研究科長による助教面談というのがあるそうで、今日かと思って朝起きて研究室に来たら明日だった。どうも1日感覚がずれているらしい。

昼には男女共同参画室のランチミーティングに行く。物質の助教は男女あまり関係なく1日16-17時間労働が普通だと聞いてびびる(工学系なのか理学系なのかによって微妙に違うらしいが、工学系はこれくらい、ということだ)。確かにそれは男女平等だが、そもそもそれは働き過ぎではなかろうか? 自分も確かに研究室滞在時間をカウントすると平日16時間前後滞在しているが、大学の仕事ばかりしているわけではないので……。外から見たら全部研究しているように見えるのかもしれないが、休憩の時間を除いたり、他の仕事をしている時間を除いたりして、研究に関すること(論文読んだり実験したり)しているのはたぶんその半分くらいだと思う。研究室滞在時間で時給を計算すると、たぶん時給1,000-1,200円くらいじゃないかな(上に書いたように、研究室滞在時間の半分くらいは大学とは関係ないことをしているので、厳密な計算でもないが)。

勉強会に1つ出ると2時間使い(毎日1つは勉強会がある)、担当が1つ当たっていると準備に8時間使い(毎週1つくらいは担当が当たる)、みたいな感じなので、勉強会の数を根本的に減らすのがいちばん時間確保に有効なのだが、勉強会に出ないとどんどん研究から離れて行ってしまう(勉強会に全く出ない M1/M2 の人がときどきいるのだが、少なくとも1つは出た方がいいと思う……)ので、難しいところである。そんなことを言っていても、忙しくなる秋以降は出る勉強会が激減するわけだけれども。

あと、今日もう一つ知ったのは、いつも夜3研究科を見るとバイオと情報が不夜城に見えて、物質の人たちは暗いので、情報は夜型人間が多いのかと思いきや、物質は実験のために暗くする必要があるのでそう見えるのだそうで……。6年 NAIST にいたが知らなかった。

午後はICML 2010 の読み会。来週は自分の担当なので、こちらも準備せねば。ちなみにICML 2010 Retrospectiveでもいくつかの論文は言及されている。自分が来週紹介する論文もトップで言及されてしまっているが、割といろんなタスクに使えるおもしろい話かなと思いつつ。

夜は @tettsyun くんを送る会として、アジャンタへ。アジャンタも久しぶりだが、7月7日は10周年記念の半額デーらしい。夕方には売り切れだろう、とのことだが、水曜日かぁー。水曜日は13:30から18時くらいまでびっちりと勉強会があるので(そしてこの日は特に11時から松本先生によるチュートリアルがあるので)行きにくいなー

流行ものなので、研究室でビールを飲みながら23時から開始のサッカーを見る。ふむ、おもしろい。高校生以来忘れていた負けて悔しい、という気持ちを久しぶりに思い出した。

ふと思い立って、先週からまた研究費の申請書を書いている。最近の16時間労働のうち、1日4時間くらいはこれ関係である(〆切を考えるといま書くしかないのがつらいところだが)。1年目でなにもないので仕方ないが、まあ研究ネタが頭にあるうちにそれぞれ文章に残しておくのはいいことかな、と思ったし、研究室内に研究グループらしきものができつつあるので、それを支援したいなという気持ちもある。そうそう、10年来いつも紙の手帳にメモするのだが、そのまま消えてしまうネタもいくつもある。電子的に残っていると、検索してひょっこり見つかったりするのがおもしろい。