午前10時から助教面談。今年から、研究科長と助教の人たちとの面談が始まったらしい。いったいなにを聞かれるんだ、と思っていたが、(着任したばかりだからか) なんということもなく西谷先生と松本(健一)先生と雑談して終わり。
面談でも言ったが、NAIST の学生は分散が大きく、できる人はできるので、そういう人が引っ張って行ってくれたらなぁ、と思うのである(引っ張って行く、という意識はなくても、周りがそういう人に刺激されて変わって行く)。最近は、よくも悪くもレベルが上がり、バラツキが減った割には(いろんな意味で)飛び抜けた人も減ってしまっている気がするので、ちょっとまずい。東大や京大のようにある程度人数がいれば、変人も一定数含まれるのでいいのだが、NAIST は人数が少ないので、そんなに変な人がいない、というのは問題である。(いや、松本研に限っては十分変かもしれないが(笑))
昼は @tettsyun くんを高の原まで送る。これで次会うのは3ヶ月後ですな。去年も自分が3ヶ月アメリカにいたし、2年いても半年くらいいないのは変な感じだが、みんなが少しずつでも外に出かけて視野を広げてくるのは大事なことなので、続く人がどんどん出てほしいと思う。明治維新のあとどんどん日本が進んだのも、藩の外、国の外に出かけた人たちが帰ってきたからだし、どしどし海外に行ってばんばん帰ってきてくれればなと思うのだ。
逆に言うと、あの時期出て行った人たちはよく帰ってきたなとも思う。途上国から先進国に留学する人は、居心地がよくなって帰らない人が多いのだが、日本人は帰るというのは、日本の居心地がいいのか、愛国心があるのか分からないが、とにかく日本人は外に出て行ってもちゃんと帰って来るという珍しい民族なので、あまり悲観せず海外に行ってもいいんじゃなかろうか。
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