新幹線の見送りのときは入場券を買いましょう

妻を京都まで見送る。ゴールデンウィークということで、もう全然座席の空きがないようで、京都駅の新幹線のホームも大変なことになっていた。

そういえば、これまで見送りのときは高の原駅まで車で送って帰っていたのだが、もう少し一緒にいてあげたいなと思ったので、去年くらいから近鉄京都駅が改装されてからは(illy が近鉄京都駅の改札横にできたので)改札を出たところまで送ることにした。京都駅の illy は時間潰しには最適なのだが、いつも混んでいるのが玉にきずである(ここ以外に喫茶店的なものに行こうと思うと少し歩かないといけない)。

ハチ公が主人の死んだあともずっと渋谷駅で主人の帰りを待っていたという話、自分はいたく感動して、自分もハチのようになりたい、と思った(というか今でも思っている)ものだが、そもそもほとんど出迎えたり見送ったりしたことがなかった自分がハチのようになれるわけもなく、最近になってようやくハチの気持ちが分かってきたところである。

というわけで(行間は察してください)、最近は新幹線で見送りするときは入場券も買ってホームまで見送りすることにしている。というか、これまで近鉄京都駅まで片道540円、往復1080円かけて見送って、たった入場料120円を節約して帰るのはあまりにあほくさいことに気がついたのである。入場券を購入してホームまで行って見送るのは、いたく評判がよろしいので、もし同じシチュエーションの方がいらしたら、ぜひ改札でバイバイではなくホームまで一緒に行くことをお勧めする。これまで入場券を買ったことのない人は、騙されたと思って買ってみましょう。ほんの少し長くいられるだけなのだが、その少しがとても大事な時間なのだなと思った。