以前紹介したこともある「理系のための人生設計ガイド」の第2版が出たそうだ(Twitter のつぶやきで知ったのだが、どなたに教えてもらったのか分からない)。
理系のための研究生活ガイド―テーマの選び方から留学の手続きまで 第2版 (ブルーバックス)
- 作者: 坪田一男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近は教員の仕事についてもいろいろと調べていて、@ikiikilabさんの大学研究室の歩き方講座が非常におもしろかったので、紹介。(確か @1T0Tさんがリンクを貼っていて気がついた)
@next49 さんの「大学研究室の歩き方講座」の感想と合わせて読むと参考になると思うのだが、@cocha123tさんが書かれているように、「敵を知って己を知れば百戦危うからず」のように、教員がどのように考えるか、感じるか、ということを知るのは、学生にとっても有益なのだろうと思った。もちろん教員も昔は学生だったので、学生のころの気持ちを思い出せば無用なすれ違いはなくなるのかもしれないが、世の中にはいろんなタイプの学生もいるし、「こういうケースではこんな応対をするとよい」というケーススタディはとても勉強になる。
自分がこれまで気がついていなかっただけかもしれないが、学部生から院生になる、そして院生からポスドク(あるいは助教)になる、もしくは助教から准教授になる、はたまた准教授から教授になる、それぞれの段階でみんな思うところはあり、意識が変わるのではないかと最近感じている。仕事の内容もさることながら、責任の違い、ということなのかな、とも(教授にもなると学生の一生を左右するだろうし)。本やウェブページを見て分かるのは、それぞれの立場の人はこういうことをしている、という外面的なことだけで、それぞれの立場の人はこういうふうに考えているからこうしているのだ、という内面的なことについては推し量るしかないわけだが、なかなか難しい。妻にダメ出しされることもよくあるのだが、身近にそういうことを言ってくれる人がいるってだけで幸せなんだろうなぁー。
妻で思い出したが(いや、思い出してはいけないのかもしれないが……)
チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 佐々木倫子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/01/01
- メディア: コミック
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予備校のときの数学の先生(代ゼミの矢木哲雄先生。いまなにをされているのだろうか? 携帯の番号を聞いたはずなのだが、どこかに行ってしまった。ホノルルマラソンに参加したらお会いできるのだろうか……。)が、毎回のテキストの「まえがき」に「ビリでもまぐれでも合格は合格。受かったところを大事にしてください」という話を書いていたのを思い出す。トップで入って崩れる人もいれば、逆に補欠で入って伸びる人もいるし、入試の成績くらいで卑屈になる必要はない(けど劣等感を感じる人や、それを煽る人がいるのは事実。嘆かわしいことだが)。
希望通りのところに入って浮かれるのも、逆に希望通りに行かずくさるのも、1年が限度。1年も経てば自分がどこにいるかではなく、そこでなにができるか、どんな貢献をすることができるか、そういうことに興味が移っていかないと、いつまでも過去の栄光(もしくは失敗)に囚われてしまう。本作品の主人公のように、なにを言われても天然で完全にスルーするのはよい態度じゃないかなと思う(笑)