今日は研究会で発表。来週は東京で発表なので、それの予行練習のつもり。本来来週末から Apple に行く予定で、今週以前はスタッフの発表だったので、この日以外発表するのは無理だったのだが、J-1 ビザの発行が異様に手間取っている(というか典型的には J-1 ビザの発行には書かなくていい書類を大量に書かされ、必要ない手続きをさせられている気がする)ため出発を6月に延期したから、必ずしも今日でなくてもよかったのだが、早く済ませておくに越したことはない。
それで ai-a さんから「このスライド作るのにどれくらいかかりました?」と聞かれて思い起こすと、一昨日から作り始めて(一応ベースとなるスライドは作っていたが、電子的に持っていないのと、流用できたのは5,6ページくらい)合計正味6時間くらいかなぁ。これをかかっているとみるかかかっていないとみるかはなんともいえないが、自分的には(過去に作ったスライドとポスターのコピペを駆使することができたので)短かく済んだように思う。
今回は M1 向けということでていねい目に作ってみたが、就職活動のときに作成したスライドがけっこう役に立った(就職活動は基本分野外の人で、情報系であることも仮定できないので)。研究の時間を取られて正直就職活動には不満を感じることもあったのだが、そんなに損でもないのかもしれない。今年は学振は出さないが、仮にそういうのに出すときも役に立つし、時間をかけて作ったものはそのあと流用できるようになるので、どこかで一度作るのは悪くない。
大体自分のスライドは1枚1分で話すので、発表30分質疑10分のつもりで30枚用意していたのだが、質疑込みで1時間かかったので、発表少し長かったかな? これはこれで分かりやすかったというコメントももらえたので、よかったけど……。6時間で30枚作ったということは、1枚あたり作るのは12分。話すのにかかる時間の10倍準備するのにかかる(小説を書く人でも最終的に残る文章の10倍書くとはよく言うし、1書くためには10読まないといけないとも言うので、10倍という数字は自分的にはそれなりに納得できる)ということで、一から全部考えないといけない授業を毎週持ったりしたら大変なんだろうなと思う。週1コマ(1.5時間)とすると15時間、1日8時間働くとして丸々2日分の作業量……。
でも修士のころと比べると、スライドを作るのにかかる時間2-5倍くらいになったように思う。発表うまい人を見るとまだまだだなぁといつも思うけど、自分も精進あるのみ。前も紹介したが、M1 の人はスライド用意する必要が出てきたら下の本を読んでおくと参考になると思う。
理系のための口頭発表術―聴衆を魅了する20の原則 (ブルーバックス)
- 作者: R.H.R.アンホルト,鈴木炎,I.S.リー
- 出版社/メーカー: 講談社
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