研究コミュニティの中での自分の研究の位置づけ

午前中、共同研究の電話会議。いろいろと大人の事情を感じるのでお察し申し上げる。

最近、そろそろ (とうとう?) Slate を使うべきときが来たように思う。[twitter:@neubig] さんが確か紹介していた Dualist も使い勝手は悪くなさそうだが、能動学習したいというわけではないし、タスクによっては単純に使うのは無理だしな〜

昼過ぎ、修士論文の発表練習 (前半)。本番は発表20分質疑10分なのだが、時間30分の延長はまかりならないので、1分でもオーバーするとよくないという話。内容がまだ固まっていない人もいるが、いろいろとコメントをしたりなんだり。8人中7人の修士論文をすでに見ているせいかもしれないが、せっかく論文にあれだけ書いたのに、スライドを作るときに論文を書いたときの知識が失われているように見えるのはちょっともったいない。

たとえば、「巨人の肩に乗って」「全訳法と再構成法」にも書かれているとおり (特に後者の「再構成法」に関して)、関連研究を紹介し、それらと本研究の類似点と相違点を挙げ、これまでの先行研究にはこういう課題があり、提案手法はその課題をこのように克服する、というようなストーリーが論文では描けていたのに、スライドになるとそういうロジックがなくなっていて、単に何をしたのかの羅列になっていたりとか、要は「自分の言いたいこと」が先に来てしまって (気持ちは分かるが)、「聴衆が聴きたいであろうこと」がおざなりになっている、ということである (もちろん、本研究がどういう問題をどのように解いたのか、それは他の研究と比較してどこが優れているのか、ということを早く知りたい。詳しい手法の説明や実験結果は、そこが共有されてからでよいので)。発表時間は20分あるので、一応先行研究のスライドを1枚入れてもバチは当たらないだろうし、先行研究も言及してみては、とコメントをしたりする。

夜、ちょっと疲れ (と喉の痛み) を感じて温泉に行くが、閉店時間 (25:00) 間際に行ったのであまりゆっくり浸かれなかった。やっぱり平日ではなく休日に来た方がいいなぁ。バタバタしていると、せっかく来た意味がないし……