プレゼンテーション資料の再利用

今回は2ヶ月の予定で東京に滞在しているのだが、学会参加のため鳥取に行って帰ってきて、ちょうど折り返し地点。あと作業できるのは実質2週間足らずなので、いろいろがんばらないとなー

今週はずっとスライドを作っていたのだが、15-6枚のスライドを作るのに2日(=16時間)かかり、スライド1枚に1時間かかっている計算なわけで、さすがにそれくらいかけることができたので、それなりに満足。

企業の人の作るスライドって文字も多いし箇条書き的でいまいちだなぁって思っていたのだが、「企業では配付資料として使われて、書類的に扱われることも多いです」と言われて「なるほど」と思った。そうするとけっこう文字小さくても(個人的にはA4の1ページに6分割印刷することが多いのだが、書類的に配る場合は2分割印刷で配られることが多い)情報量があったほうがいいのだろう。特に会議に参加していない人でも読んだら分かる、というのは大きい……。でもそうすると高橋メソッドで作ったスライドなんてのは、書類的なスライドの対極にあるんだろうな。印刷して読まれることは全く考慮に入れられていないだろうし。

とつらつらと考えると、恐らく高橋メソッドは誰でもそれなりのスライドを作ることができる、というのが利点なのではなく、たぶんそんなに時間をかけなくても(忙しい社会人は OSS 活動に、特にコードを書くのに忙しい人はスライドなんて作る時間も気力もないので)、それなりの見栄えがする(= ウケが取れる)プレゼンテーションをすることができて、しかも与えられた時間をそこそこ埋めることができる、というのが重要なんじゃないかな、と思った(その代わり、練習する時間もないことが多いので、感覚的に分かっている人・なんとかオンザフライで調節できる達人以外は、プレゼンテーションにかかる時間を見誤って早すぎたり遅すぎたりすることが多いのだろう)。もちろんプレゼンテーションの準備に時間がかけられたらみんなそれなりのものを作れるのだろうが、そうできない大人の事情的にはベターなソリューション、というわけで……。