できるようになるためにはとりあえず時間を投入する

昨晩から断続的に講義資料を作る。前日の晩になってから準備を始めるのは(体調を崩したりすると崩壊するという意味で)心臓に悪いのだが、致し方ない。

夜半から、とある研究費の申請書の執筆が大詰めを向かえる。これまで3回応募して1回は書類を通過せず、2回は書類通過で面接で不採択だったので、今回はどうだろうか。倍率は10倍程度で、面接まで行くとあとは2〜3倍なのだが、今回も面接くらいまでは行きたいものである。

情報理論の授業、授業を開始したときは30人弱しかいないのだが、授業の最後の30分で小テストをするころは50人に増えている。小テストだけ受ければいい、と思っているのだろうが(別にそれはかまわないが)、せっかく小テストを受けているのに白紙で出したりしている人がいて、残念……(一応、白紙で出している人たちは、みんな一度なにか書いているのに消しゴムで消してから提出している)。なんでも持ち込み可にしていて、当日配布のスライドに半分以上答えが書いてあるようなものなのだが、さすがに話を聞かずテストを突然受けに来たら、答えが書いてあっても解けないのではなかろうか?

お昼休みに B4 の学生と面談。いろいろと悩みは尽きないようだが、学部生に一つ言えることがあるとしたら、TOEIC は毎年1回くらいは受けておいたほうがいいのでは、ということである。あと、学生と話していて、首都大の情報通信の人気は上がっているのかも? と思ったりした。これまでなら外部(東大や東工大)を受けていたような人たちが、最近は内部進学するようになったのだろうか。学部からいてくれるなら、外部に行くよりみっちり研究できるようにしたいと考えているし、個人的にはうちが合っている人もいると思っているので、喜ばしいことである。ちなみに、自分の研究室では他の大学院に負けない教育をしていると思う(受験生が殺到する大学は入試の段階で選抜するので、そんなに教育しなくてもいい、ということだろうけど)。

ただ、大学院の流動性が下がるのは痛し痒し。自大の院試に落ちたので外部を考えている、という人の話をときどき聞くが、それくらい選抜が厳しい方が質は上がるのであろう。うちの情報通信コースは温情主義で、なんとか学生を全員救おうとしてきたようで、すごいなと思うのだが、それなりのサイクルで、ある程度はゆるやかに入れ替わったほうがお互い緊張感があってよいのではなかろうか?(もちろん、教員も含めて、の話であるが)

午後は9月の自然言語処理関係の研究会やらシンポジウムやらの準備。部屋を確保したりなんだり。もう3カ月前なんだな〜。

夕方に研究室に行き、機械翻訳グループの進捗を聞く。無事ベースラインの作成に成功したそうで、結果も問題なさそう。次は本番データで動くようにしてもらう。研究にせよなんにせよ、まず最初から最後まで通して結果が分かるようにするまでを最優先で作り、そこから個々のコンポーネントを改良する方が見通しがよい。

研究に限らず勉強会でも、去年と比べるとそこまで詰まらずスムーズなのは、2人以上で相談できているからだろうか。去年は研究に関して各人に好きにタスクを設定してもらったため、全員違うタスクに取り組んでいたのだが、そうすると相談できる人もいなくて大変なのかもしれない(特に去年は先輩がいなかったから)。今年も基本的には自由に決めてもらおうと思っているのだが、夏休み以降はグループを作るかメンターを決めるかして、詰まったら話せる人がいる状況にしようかな(M1 の学生はインターンに行くので、今年はメンターを置くことはできず、自動的にグループを作ることになると思うが……)。

あと、研究室にマリオカート8が入荷していた。みんなすでに(発売から数日しか経っていないのだが)やり込んでいるようで、かなり強い……(元々自分はそんなに強くないけど)。自分も昔は毎日家に帰ってきたらゲームしてたなぁ、なんて思ったりする。毎日何時間もやっていれば、小学生・中学生でも(逆に、小学生・中学生のほうが?)強くなってくるのである(いま、そんな時間がないので……)。