2008年度未踏下期の公募結果をタイトルと開発者で見てみる

未踏下期の公募結果が出ているようだ。気になるのは

といったところかな。アブストラクトや採択理由がないのでタイトルと代表の人しか分からないのでなんともいえないが、1番目のはそんな目新しさはないというか、研究の話なんだろうか。2-3番目は音声認識技術を使ってなにかしよう、という話でちょっと期待。4番目は前手塚くんに関するエピソード書いたこともあるが、手塚くん未踏にも出していたのかぁ〜。というか、タイトルが受ける……(笑) 彼と一緒に未踏やりたかったなぁ。

そういえば松本研からも junta-m くんが採択されたそうだ。去年は落ちたと言っていたし、PM 変えて傾向と対策立てて何回か挑戦すれば採択確率は上がると思うし、諦めずにみなさん挑戦してみてはいかが? 時給4000円で人件費として計上できるので、大学院生のバイトとしては割がいいんじゃないかと思う(少なくとも学振よりは……)。NAIST からはこれで2期連続で採択されているってことで、大学の規模の割には非常に健闘していると思う。

かくいう自分も Microsoft Research に行った年に共同開発者として未踏に出したことがあるのだが、PM は1人しか希望しなかった(どうしても通したい人は3人まで希望できる)し、結局上期だけ出して下期は出さなかったし、内容はちょっと自然言語処理に偏っていたかなというのは冷静になってみると思うが、やっぱり一番足りなかったのは「通すぞ」という情熱だったんじゃないかなと感じる。まあ、結局そこで通らなかったから MSR でしっかり研究もできたし楽しんで開発もできたし、時間が取れて翌年のジャーナルや国際会議への研究にもつながった(あと学振も取れた)ので、これはこれでよかったかな。たださかのぼってみるとあそこが研究者とエンジニアの分岐点だったのかなという気はする。

さて、そういうわけでエンジニアと研究者の分岐点に関してだが、午前中電話で軽く面接。やはり緊張する。うまく受け答えできたかな、と思いつつ、実力通り背伸びもせず、という感じなので、それはそれで満足。