四半期末

2008年度第2四半期末の日なのだが、論文書けず今週木曜金曜に予定されている合宿もキャンセル。ま、今年はいいかな……(去年も1日だけの参加だったけど)

昨日から急に寒くなったかと思えば、どうもこの時期にこんなに寒くなるのは100年ぶりらしい。しかも以前と違って寮の部屋が広いので、余計寒かったり……

以前 gutti さんに紹介してもらった

若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか

若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか

を読む。

他の同著者の本とかなり(2割程度?)内容被っているが、割と読んでもいい本だと思う。自分の興味ある分野も大体カバーされているし(でもたとえば旅行業界と銀行と IT コンサルの3つで就職悩む人っているのか? いや、いるんだろうけど……) そういう意味では企業比較というよりは業種比較だったりして、これから就職する人をターゲットだと考えると、業種に迷いがほとんどない理系の人にはあまり意味のない分類が延々とある感じで、もう就職してしまった人が他分野の情報を知りたいという意味では適切な本かな(建設業界とかアパレル・小売業界とか、取り上げていない業種も非常に多く、恣意的である感は否めないが)。

前の2冊(ミシュラン本)と比べると、著者自身がどのように就職活動に失敗・成功したかというストーリーがあるので、そういう意味では(著者は日経新聞の記者→IBCS と転職した人で、やたらマスコミがひどいところだと繰り返しているが……)メッセージがあっていいように思う。これ読んで就職活動観変わるかというと、たぶん誰も変わらないだろうけど、http://www.mynewsjapan.com/ に月々の購読費を払って記事を読みたくなる気持ちは分かるようになった。

あと付け加えるとすると、IT 系の企業の紹介(もしくは「現場の声」紹介)であっても基本的にコンサル・営業目線で、エンジニアの人が読んだらミスリーディングなことが多々書いてある気がする……。まあこういうのを読んで「外資系に転職したい!」「スキルアップしたい!」とか思う人(いや、こういうのを読むからそう思うのではなく、そう思う人がこういうのを読むのかもしれないが)はそういうところ出身の人が多いだろうからいいんだろうけど、もっと理系の修士くらいの人を対象にした就職啓蒙書とかあったほうがいいと思った。