タイトルに釣られる日

体調回復のために一日療養。洗濯したり掃除したり銭湯に行ったりなんだり。

本を読むと精神的疲労が回復するので、森博嗣の「科学的とはどういう意味か」

科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)

科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)

を読んでみる。

タイトルだけ見て科学哲学の本かと思って買ったのだが、内容は科学を毛嫌いする人を啓蒙するという本で、正直なところ駄作だと思う (この本を読むべき人はこの本を読まないだろうし、この本を読む人は恐らくこの本が対象としている読者ではないので、著者が本気で問題を解決したいと思っているように見えない、という意味で) が、この本を3日間、12時間で書いた、とあとがきに書いてあってびっくり。自分も文章を書くのにそんなに時間はかからないほうだと思っていたが、新書1冊の分量を (口述筆記でもなく) 一気呵成に12時間で書くというのは相当書いている人でないと無理だろう。(ちなみに最近はブログをベースに本を書いているとか)

自分も前から「35歳になったらこの日記は畳む」とときどき書いているが、何のために文章を書いているのか、考えさせられた。