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NEC の関西研究所の人が来て3時間話すという授業があったので聞いてくる。午前4時なので支離滅裂かもしれないがおぼえているうちに。

けっこうおもしろかった。NAIST でもユビキタスなんとかとかいって COE 取っていて、取っている方もみんなユビキタスって言葉はうさんくさいと認識しているらしいが、金を出してくれる人向けのスローガンだから、実際に技術に興味ある人はそれぞれの基礎技術なり要素技術なりがんばっていればよいってことか。

水曜日の食事会でも松本先生が電総研(現産総研)の話をしてくれて、通産省は金はいっぱいあげるから好きに研究していいという方針で動いていて、人はいっぱい海外に行って一線の研究者と交流してきたし、若手で気鋭の研究者を1ヶ月くらい日本に招いてプロジェクトに参加してもらう、ということを頻繁にやっていたから、日本の研究水準を世界レベルに持っていくのにかなり貢献したという話であった。プロジェクト自体の評価は芳しくなかったかもしれないが、あそこから一流の研究者がいっぱい育っていったそうだ。

と考えるとやっぱり NAIST の(少なくとも松本研の)環境はいいところだ。こんな辺鄙なところなのに人はよく来るしお金の心配は(あまり)しなくていいし。あとは自分があちこち行ってくるだけかな、という感じ?