package.mask

foser の意見を聞いてみたところ、まあ分からなくもない返答であった。つまり、GTK+ 2.4.0 は(GTK+)本家の安定版リリースであり、foser はこれは安定版なのだからマスクするべきではないとまず考え、さらに問題は大量に発生しているが、これは GTK+ に起因するものではなくそれぞれのアプリケーション作っている奴らがちゃんと対応していないから悪いのだと。本体自体が不安定なときは package.mask してもよいが、こういうのは package.mask しても見つかりにくい性質のバグなので、~x86にしてバグ出しするべきだ、ということらしい。

どちらかというと自分はユーザ寄りなので壊れるのは極力避けたい(壊れたらひーひー言いつつすぐ直す)のだが、よくよく考えると(GTK+ の、ではなく、GTK+ 2.4 によって影響を受ける)アプリケーションの開発者寄りに考えるとこういうふうにバグ出しに (能動的にせよ受動的にせよ)協力してくれるほうが嬉しいのかもなあ、と思った。

要約すると zoe さんの日記に出てくる 通りすがりさんの発言 は、foser が日本語で書いたのではないかと思うくらい彼の気持ちを代弁しているような気がする ;-)

宣伝:

人手不足はかなり深刻なので、やる気ある人はぜひ本家 bugs の未解決バグを解決したり、上記のようなバグ見つけて upstream もしくはGentoo の Bugzilla あたりに報告してください。開発者になるにはnakano さんが書いた Gentoo Linux開発者になるには がよくまとまっています。

コミッターになる手順がある程度手続き化されているディストリビューションなりなんなりもあったりしますが、Gentoo ではそのあたりあまり決まっていないので gentoo-dev でも数ヵ月に1回「どうやって開発者になるの?」スレッドが出るくらいですが、基本は Bugzilla です。Bugzilla にあるバグの解決策を提示したり、新しい ebuild を投稿したり、ebuild のバージョンを上げるついでに新しい USE フラグの提案やきれいに書き直したり、そういうことを積み重ねていけばそのうち誰かが推薦してくれることでしょう。

まあ、目安はだいたい20個くらいです。ぼつぼつ20個より一気にやると効果的(?) です。暇な人はぜひ挑戦してみてください。