約束の時間に行くともういない

朝は出勤して B3 の「パターン認識と機械学習」の授業。ガイダンスなので、教科書と参考書の説明だけしておく(後半が分担なので、買っておかないと生協で売り切れてしまうから)。

午前中は企業との共同研究のミーティング。もう初めてから1年が経つが、ようやく使っているデータの特性が分かってきた、くらいのところで、やはり2年間の契約でスタートさせてもらってよかった。一応来年度の WebDB Forum で発表するくらいを目標にしておくといいのだろうか……。

昼はシャトルバスで南大沢に移動して、B1 の「データ構造とアルゴリズムI」の授業。1日目はガイダンスなので、こんな内容をやりますよ(あるいはこんな内容はやりませんよ)という話をする(それによって、履修しないという学生もいるだろうから)。去年の経験では、情報科学科の学生および電子情報システム工学科の学生はほぼ全員履修するようで、今日の様子でも130人を超える履修者である。

前期の基礎ゼミナールで10人ほど(1割)情報科学科、電子情報システム工学科の学生を知っているので、懐かしいような気もする(去年も基礎ゼミナールを受けてくれた学生はいたけど、去年より今年の基礎ゼミナールの方が学生みんなに話してもらったので、印象が強い)。今年この授業は2年目なので、やる方の準備はそんなに大変ではないのだが、毎年学生のレベルが徐々に上がっている気がする(入ってくる前から競技プログラミングをやっていたりする)ので、それに合わせて調整するのが難しいかもしれない。去年の経験では、情報科学科の学生はだいたいみんな平均的にでき(とんでもなくできない人はいないし、成績の分布は1コブ)、電子情報システム工学科の学生はとんでもなくできる人と、ほとんど理解していない人に分かれる(成績の分布2コブ)ので、情報科学科の学生はいいとして、電子情報システム工学科の学生にも興味を持ってもらえるようにする、というのが今年の課題である。

午後はシャトルバスで日野に戻ってくる。首都大の URA 室の仲介で東京都立のとある研究所の人たちと会うことになっていたのだが、約束の時間に行ってみると「もう終わりました」と言われ、はあ……、と思う。まだ残っていた人たちとお話したが、先方の研究所の理事長が帰ってきた瞬間に「どうぞお引き取りください」みたいな対応になったり、自分の経験上このような対応をされる組織と付き合ってよかった記憶がないので、多分ご縁がないのだろうと思う。というか、首都大の URA 室は(以下略)