JAIST で NLP の研究を

水曜日は在宅勤務日。ちなみに。今学期は在宅勤務日は上の子は学童に行かずに帰宅している。

連休明けの最初の全体ゼミ。ここで新入生のための卒業研究のテーマ案を説明することにしているので、メンター予定の学生たちに説明してもらう。大体ネタの段階で国際会議に投稿可能なネタかどうかは判断できるので、数年前からはダメそうな場合は積極的に(新入生への説明の前に)修正してもらうようにしている。もっとも、ネタとしてはいいがやってみたらうまく行かなかった、ということもあるが、それでもそこから方向を変えて新しい研究につながることも多いし、少なくとも理想的に行ったとして意味のある研究になっている、というのが重要なのだと思う(卒研として手ごろであるかどうか、という別のファクターはあるが)。

お昼は NLP コロキウム。井之上さんのトークだったが、JAIST に准教授で着任されていたのを最近知る。JAIST は自然言語処理の研究室がこれで4つになり、若手も増えて自然言語処理の研究をしたい人には(NAIST と並んで)とてもよい環境になっていると思う。段々 NAIST 松本研でも後輩の世代の人たちが准教授クラスのポストに就くようになってきたなあ。そして、彼のように自分と同じく文系出身の人が大学でポストを得られるというのは、悪くないことだと思う。両方の文化を知っているのは、教員になると割と意味があると感じるので(特に理系大学の NAIST と比べると、総合大学の首都大に来たときは、そう思った)。

午後は論文紹介のあと研究室のサイトを少し更新して、国際会議や論文誌の原稿を見たりする(合計2時間半)。最近国際会議から論文誌にシフトしつつあるが、論文誌は〆切がないので、ちゃんと目安を立てておかないと、無限に時間がかかるような気がしている(そして、そういう類の管理は苦手である)。