〆切があるとお互い見積れる

ゴールデンウィークの狭間だが、大学は普通に平常運転なので授業をする。そういえば先週の土曜日に「ゴールデンウィークの初日に」というニュースを見て、そうか、世の中的にはこの平日2日は有給休暇を取得して連休にするのか、と思って複雑な気持ちになった(保育園は開いているので助かったが、自分の通っていた幼稚園はお休みのようだった)。

お昼には受験希望者とランチ。現在社会人の方なのだが、今年度の夏季入試(博士前期課程)の出願で、社会人の人がすでに3人見学(それとは別に、仕事を辞めて4月から研究生で在籍している人が1人)いるので、もうストレートでうちを受けたいという人はお断りした方がいいんじゃないか、という気になったりする。そういう方は他大学または他研究室に行っていただければいいので……。

NAIST のように、人生のリスタートをしよう、という人を応援するような環境はすばらしいと思っていて、そういう環境は提供したいが、ストレートで大学院に進学する人は内部進学生だけで十分ではないか、とことである。分野を変えたいという人もサポートしたいのだが、1研究室でできることに限りがあるので、そちらは他大学の方に受け入れをお願いしたい(人文系の人でも合格できる理工系の大学院という長所があるのだが、そういう機能を提供している大学とステはNAISTJAIST があり、都立の大学であるという性質を考えると、東京で働いている人を優先する道理があると思っている)。

午後は勉強会。就職活動のため9人いる M2 のうち2人から進捗報告を聞けていないのだが、就職活動でやらなかった分は8-9月にやってもらうつもり(現在進捗報告をしている人たちは8-9月の進捗報告は任意)。

今年から、修士の学生に国際会議に投稿することは必須としないことにしたのだが(日本語が対象の研究もあるので)、その代わりに査読付き論文誌に投稿してもらうことにしていて、年4回の〆切がある言語処理学会の「自然言語処理」がちょうどいいと思うのだが、サイクルを見ると修士が終わるまでに決着付くのは11月1日が〆切っぽいので、結構早めに書き上げないといけないのだな、と思ったりする。まあ、逆に言うと8-9月を返上して11月1日で修士論文相当の内容ができ、査読の返信も2月8日で終わりなので、やきもきせず卒業旅行でもなんでも自由に行ってもらえるので、これがベストかなぁ(国際会議に投稿して author response があるのに海外にいて対応できないとか、困ったりしたことがある)。