考えてみるとソートは楽だった

今日は一転在宅勤務。

午前中は大学院のプロジェクト演習の最終報告会。最近新しく着任された岡本先生の提案されていたプロジェクトの報告がおもしろかった。公開期末評価や修士論文発表会、オムニバスの授業を行うグループが違うと、ほとんどどういう研究をしているのか、どういうことに興味があるのかもなかなか知ることができないが、こういう機会で関心を知ることができるのはいいことだなと思う。

昼は学会関係のお仕事。最近は国内の学会のお仕事はあまりしていないのだが(国内の学会は、自分以外でもやってくれる人がいると思うので)、色々巡り巡るもので、自分も長い目で見てもらったと思うと、後進にもそのように接しようという気になる。

午後は統数研の共同研究のミーティング。今年は国際会議にあまり投稿しないかも、と思っていたが、ACL Rolling Review の制度自体はいいものだと思うし(現状、このような方法にしないと国際会議の査読が維持できない)、投稿しそうな雰囲気になっているので、その心づもりになってみる。せっかく ACL Rolling Review の運営に関与しているので、学生にもそれなりには投稿してほしいし(論文誌にシフトしつつあるにせよ、年間両手で数えるくらいは)。

夕方はアルゴリズムのレポートの採点。全部で140人いるので計画的に採点しないといけないのだが、まずは1割程度のレポートをサンプリングして、細かい採点基準を決める作業。相対評価ではなく絶対評価なので、事前に大まかな配点は決めてあるのだが、全員同じ基準で採点しないといけないので、細かいところ(減点する箇所や、減点の度合いなど)はデータを見てから決めているのである。(採点基準もあとから点数だけ見ると復元が難しいので、毎年問題と一緒に保存している)

1時間で10人ばかり終わったが、どうも慣れても1人あたり3分程度かかりそうで、この様子だと1時間で20人なので、あと6時間かかりそう(実際、ほぼ見積り通り6時間かかった)。

データが学修番号順にソートされているのでソートしなくていいのは電子的に提出させるメリットだが、手書きしたものをカメラで撮影した状態での提出を認めているので、画像の大きさや鮮明具合、提出されるファイルの順番等々がバラバラで、読み取るのが結構しんどい。紙で試験をしていたころは、ソートを人手でしないといけないのは手間であったが、問題ごとに採点や集計ができたので、その点は楽であった。あと、答案のソートや問題ごとの採点は心を無にしてできるので、それはそれで楽しかったのであるが(手を動かすのは楽しい)、問題ごとにまとめて見られず、学生ごとに見ないといけないので、コンテキストスイッチがかかって想像以上につらい。せめて形式(問題ごとにファイルを分けて、ファイル名は連番をつけるよう)は指定した方が良かったかな。