採点も塵も積もれば山となる

そういえば、昨日から下の子の慣らし保育が始まった(保育園デビュー)。2週間くらいかけて少しずつ保育時間を延ばすのだが、昨日は9時から12時だったようだ。

今日は祝日だが妻は出勤で、保育園は開いていないので上の子を職場に連れて行ってくれた。自分は家で下の子と留守番。中間試験と期末試験と合わせて断続的に4時間ほど試験の採点をするのだが、140人いる授業はけっこう採点に時間がかかる。自分の授業ではだいたい試験は中間試験も期末試験も A4 の両面2枚(つまり合計4ページ)なのだが、1ページの採点に15秒でも試験1回の採点に 15(秒)× 4(ページ)× 140(人)÷ 60 = 140分で、2時間ちょっとかかるのである(答案のソートと採点の集計は別)。ちゃんと確認しないといけない回答があると、そこだけでもけっこう時間がかかるので、あまりバリエーションが出ないような問題に少しずつ変えたりしている。

学部生のときに授業の採点を手伝うアルバイトをしたことがあるのだが、300人いるような授業の採点は大変だということを、教員になって改めて実感している。手伝ったのは選択肢の採点と、単語を答えるような問題の採点および集計で、記述部分は学生は採点しなかったのだが、単語を答える問題ですら、ときどき確認が必要なものもあった。自分の負荷を考えると、可能な限りこういうのにかかる手間は減らしたい。学生全体の能力向上には時間を使いたいが、個々の学生の能力推定=評価にはあまり時間を使いたくないのである(全体の能力推定には興味があり、それは学生をサンプリングすることで推定できるので手間はかからないのだが、学生の評価の観点からは学生のサンプリングには意味がなく、全数調査しないといけないので手間がかかる。もっとも、個々の学生の評価といっても、全ての項目を測るわけではなく、いくつかの項目のサンプリングで評価するという意味では、手間の軽減はしているわけだが)。

一番上まで登れるように。

夕方は上の子も戻ってきたので、下の子と3人で近くの公園まで遊びに行く。下の子が生まれる前は一緒に遊んであげられたのだが、いまは一緒に遊んであげることができず、エネルギーがありあまっている感があるのだが、こればかりは仕方ない……。他の子どもと遊んでもらえるとよいのだけど(そういう意味では、日曜日に教会に行くのはよかったのだが、ジジババが面倒を見るのが大変なようで、最近は行くのを自粛している。下の子がもう少し大きくなれば、家族で行ってもいいのだけど)。