20年経ってようやく一区切り

いろいろあって深夜に国際会議の原稿の添削をしたりしたので、昼間が眠い。上の子のときは夜に仕事をしても(ドライアイになることはあっても)そこまで翌日にダメージを残さなかったのだが、いまは夜に仕事をすると翌日は休まざるを得ないほど体力が落ちている。

午前中は統計数理研究所にて共同研究のミーティング。順調に進んでいるようで何より。言語処理学会年次大会でも発表できそうな感じ(これまで発表できていなかったのだが、1本くらい発表できるといいかなと思う)。

昼から日野キャンパスに移動して B4 の進捗報告を聞く。今年度から、修士の夏季入試に合格した他大学の学生を研修生(インターンシップ)として受け入れて、卒業研究相当の話を聞かせてもらう、ということをしているのだが、企業でインターンシップをするために抜けていた学生が参加するようになり、今回からほぼフルメンバーで実施。これまでやっていなかったが、実はこれけっこういいんじゃないかと思ったりする(B3 の研究室インターンシップで研究室に出入りする学生に、言語処理学会で発表してもらうのと同じ感じで)。

午後は共同研究のミーティング。ちょっとスケジュールが押し気味なのであるが、なんとか年内には形になりそうにも思う。最近は企業との共同研究を制限していることもあり、複数年度でお付き合いさせていただいているのは本当にありがたいし、お互い win-win になるような進め方にしたい。

夕方は南大沢に移動して国際副専攻委員会。もうかれこれこの委員会に参加するのは6年目で、2番目に長い参加メンバーなのだが、情報科学科を国際副専攻(グローバル人材育成入試)に参加させ、軌道に乗るところまで、と思っており、自分もそろそろ潮時ではないかな、と感じたり。どういうふうにしたらいいか、割と想定通り進んでいて、実際に受けてくれる人も予想通り(あまりうまく行っていない部局もあるみたいだが)なので、あとはこのまま続けるだけだし……。

まあ、導入したのが成功だったか失敗だったかが分かるのは、今年の1年生が(恐らく1年間の留年を経て)大学院に進学し、そして社会に出るころ(つまり6-7年後)になってようやく目鼻がつくのだが、この制度が存続する限りにおいてはポジティブな結果になるのではないかな。自分が学部時代に利用した AIKOM という交換留学制度は、22年間続いたのちに発展的に解消されたし、首都大の国際副専攻制度も、10年は続くだろうが20年は続かないと考えている。