音声で使うデジタルネイティブに

午前6時に起きて1.5時間ほどメール処理をしたり、原稿にコメントを入れたり。先月から上の子が「マイ iPhone」を使うようになり、自分でデコったりしているのだが、Siri で毎日「朝の7時に起こして」とアラームをセットして起きているので、午前7時までが勝負である。しかし音声認識で入力するというのは、さすがデジタルネイティブである。

午前中は9時から12時まで下の子が寝てくれたので、主にメールを書いたりする。また、午後も2時間くらい下の子が寝てくれて時間が取れたので、メールを書いたり査読をしたりする。こういう日があると楽なのであるが……。

次女を抱いていると両手が塞がっていることが多いので、iPhone を使うことすらできず、Amazon Prime Video でテレビを見るくらいしかないのであるが、宣伝で流れて気になって見てみた「博士と彼女のセオリー」がおもしろかった。これはスティーブン・ホーキング博士の(奥さんから見た)話で、余命2年と聞いてから結婚して子どもを設け、博士号を(夫婦ともに)取得し、世界的な研究者になるという実話を元にした映画だが、人生とは何かについて考えさせられる。

博士と彼女のセオリー [DVD]

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この映画の中に出てくる A Brief History of Time は高校生のころに読み、英語で本を読んだことがほとんどなかったので苦戦したのだが、同時期に読んだ他の本(武蔵大学の図書館で借りてきた、ソシュールの「一般言語学講義」の英語版やエーコの「記号論」の英語版)と比べてはるかに分かりやすかったので、よく覚えている。そのときはまさかいま自然言語処理の研究をしているとは思っていなかったが……。

A Brief History of Time

A Brief History of Time

(表紙はこんなのではなかった気がする)