研究の分野を変えると一苦労

朝の5時からメール処理と添削。コメントが多すぎて(だいたい200個を超えると動作があやしくなっていく)、2-3ページくらいごとに PDF を分割したりしているが、これは間に合うのだろうか……。

午前中は読解支援勉強会の進捗を聞く。とはいえ、[twitter:@moguranosenshi] くんがいない間のピンチヒッターなので、それほどコメントすることもない(くらい、みんなよく研究できている)。むしろ9月以降どうするか、をそろそろ考えてもらう必要があるのだが、とりあえず若手の会シンポジウムに出ていろんな人の話を聞いてからでも遅くないかなぁ。

お昼は研究の進め方の相談。博士後期課程の人は基本的に自分で進めてもらっていて、進捗も任意のタイミングで聞いている(毎週したい場合はしてくれればいいし、適宜メールでならそれでもいいし)のだが、どこまで介入するかが難しい。

松本研にいたときも、修士論文から一緒に研究している人は、なんだか変な方向に行っているように見えても、最終的には(修士のときの研究テーマに戻ってくれば)博士号は取り切ることができるのだが、博士から入学してきた人、特に自然言語処理分野以外で修士号を取得していると、自然言語処理に関する論文を書くような仕事でない場合、戻ってこられる研究テーマがないので、苦労していた印象(そもそも博士号取得を断念したり、あるいは6年以上かかったり、というのが一般的)。

一時期松本先生に、分野を変える人は修士号を持っていても修士から入学させてください(実力があるなら短期終了すればよい)、と直訴したら、それ以降そうしてくれるようになり、問題解決したのだが、いざ自分が受け入れる立場になると、問題はそんなに簡単ではないことに気がつく。

とはいえ、博士からでも博士号を取れる人は取れるので、しっかりとサポートしていきたい。

午後は南大沢に移動してオートマトンと言語理論の期末試験。授業中の小テストや演習は、去年の学生よりできている感じだったのに、期末試験は難しかったようである。国際会議が入ってしまい、授業と試験日の間隔が開き過ぎてしまったせいだろうか?