大学に入ってからの国語ゼミ

午前中、研究室では論文紹介があったのだが、娘が熱のためフローレンスにお願いしたりしていて、結局参加できず(発表者の他に、クリティークという論文の査読者にあたる人はアサインしてある)。昨年度から研究室にいる学生なので、そこまで問題はないと思うが、申し訳ない。

昼からはメール処理をしたり、国際会議のお仕事をしたり、授業準備をしたりで合計3時間。B1 の授業、2年目なのでだいぶ慣れてはいるのだが、去年と内容は全く違うので、毎回1時間程度準備する時間が必要。内容が同じだったら準備時間は30分未満になるのだが……。

夕方は南大沢に移動して B1 の基礎ゼミナールの授業。今回からは野矢先生の「大人のための国語ゼミ」を合計3コマやる。

大人のための国語ゼミ

大人のための国語ゼミ

自分自身、学部1年生向けの「基礎演習」という授業で野矢先生に当時「論理トレーニング」という本を使って毎週授業を受けていて、それが後々科学史・科学哲学に進学することにもつながっているので、今年は自分の受けた「基礎演習」ベースでやろう、と思ってシラバスを書いたのである。

ただ、やってみると書くトレーニングと話すトレーニングはそれぞれ別で、今年の授業は前半に話すトレーニングをたくさん入れたので、書くトレーニングがほとんどできていない。「論理トレーニング」の授業は毎回課題を解いてきて授業で発表するスタイルだったので、書くトレーニングにはなったが話すトレーニングにはあまりならず、両方やろうとしたら週1コマではなく週2コマ必要そう、というのが今学期の感想。

情報科学科の学生に関しては、B2 後期の「システムプログラミング実験」で、ライティングについても演習するし、まあ B1 の導入の授業としては話すことにフォーカスを当ててもいいと思うのだが、すでに高校で話すのはトレーニングを受けている学生も多いようなので、次やるときは(来年はやらないが)ライティングに焦点を当ててもいいかなと思ったりする。

夜、娘に受診してもらったらやはりアデノウイルスに感染しているそうで、数日のお休みが決定。雨でクリニックにもタクシーで行ってくれたようで、帰りもタクシーが捕まらなかったそうで、車で迎えに行ったが、もう家族の総力戦みたいな感じである……。