公平に見てるつもりで見ていない

午前4時に起きて国際会議の原稿にコメントを入れたり、発表予定のポスターを見たり、論文誌の査読コメントの対応を見たり。緊急性ではなく重要性をしっかり見るべき(つまり、〆切が近くても通る論文にちゃんと時間を使い、通らない論文に使う時間を減らす)なのだが、〆切が近いとどうしても〆切が気になってしまう(どうしても、〆切が緩いものを後回しにしてしまう)ので、優先順位を公平につけてやるのが難しい。しかも、学生の立場からすると、人によって使ってもらえる時間が違うのは不公平に感じるかもしれないし、なんともいえない。

火曜日なので出勤したら一日中進捗報告を聞く。一応教員として学生全員に均等に時間を使うのは1:1の進捗報告の時間で、この時間は教育的な平等性を担保しているつもり。研究に関しては、取り組まなかった時間ではなく取り組んだ時間に応じてフィードバックが受けられるべき(以前は結果の平等性を担保しようとしたが、そうすると、自分で手を動かさない人を手厚くサポートする必要があって、それは違うんじゃないかと思うようになってポリシーを変えた)だと思うので、不平等は仕方ないとも思う。大学院の教育は研究と不可分なので、何が正解なのかもよく分からないが。

夕方は少しサーバ管理。永続的なデータはファイルサーバにバックアップしてあるのだが、計算結果を保存するローカルの RAID のディスクがけっこう壊れる。いつ失われてもいいように、重要なデータは置かないように伝えてあるのだが、実験に関するデータの保管も考えると難しい。一応、査読を通った発表に関する実験のデータは、中間結果も含めて保管するようにしているが、これどんどん溜まっていくので、何らかのタイミングで整理しないとな……。