実践がすぐできそうなプログラム

午前中、出勤してメール処理したり。言語処理技術セミナー(10月22日申し込み〆切)の広報をしている。キャッチーな深層学習のチュートリアルの方が、地道で地に足がついた話より注目されるのかもしれないが、それとも、教科書で学べないような内容に意義があると思うので、お手伝いしているのであるl

ちなみに自分は今年日本語で簡単に自然言語処理について聞けるというコンセプトのオンライン講義を引き受けていて、そちらの話が先に来ていたので、言語処理技術セミナーの話を後に聞いて協力するかどうか少し迷ったが、言語処理技術セミナーが「自然言語処理にはあまり詳しくないが、手を出してみたいソフトウェアエンジニア向け」というシナリオで、実践的な内容がメインになると聞いたので、座学ばかりの話とはバッティングしないと思ったから後者も引き受けたのであった。

受講生の興味として、講義が聞きたいのかそれとも演習をしたいのかで大きく2つに分かれると思っていて、演習も自習できるようにすべきかもしれないが、一応 NLP 100本ノックや NLP チュートリアルのような優れた教材がすでに世の中に存在するので、今から新たに作るなら、全部 Google Colab で統一した深層学習(PyTorch または TensorFlow)による自然言語処理、みたいなのかなぁ。

午後は修士論文の中間発表会。自分の研究室の学生はよいのだが、自分が副査になっている学生の数が他の教員より多い(これは自分の研究室だけ2グループに属しているので仕方ない)ため、平均して1人あたり6分でポスターを聞いてコメントをしないといけなくて、かなり大変。まあ、口頭発表で10分聞いて一言二言1-2分コメントするより、2分概要を聞いてピンポイントでインタラクティブに突っ込んだコメントを4分する方がその後の研究の発展という観点からははるかに有意義なので、ポスター形式は断然よいと思うのだが。