朝5時に起きて1時間ほどメール処理をしたが、6時に二度寝してしまった(汗)
午前中は古典論文紹介で以下の論文を紹介してもらう。
- Ishioka, T., & Kameda, M. Automated Japanese Essay Scoring System based on Articles Written by Experts. ACL 2006.
これは JESS という日本語小論文自動評価システムの論文なのだが、どうもこの論文だけ読んでもどこが主要な貢献なのか分かりにくい(実装の詳細は別の論文を読んで、と書いてある)し、実験も微妙なので、これデモペーパーの間違いではないかと思ったが(デモペーパーだと思えばいい論文)、フルペーパーのようである。そもそも何が主張なのかもよく分からないし……(正確には、主張していることに対応した実験がされていないので、主張の正しさが判断できない)。
お昼は少し原稿の添削をしてから研究会。今日は M1 と M2 の学生が以下の3つのチュートリアル。
- Vim
- 文の分散表現
- メモリネットワーク
研究の内容でも開発の内容でもなんでもいいので、自分が新入生だったとして知りたいあるいは知っておくと役に立つ内容を話してもらっている。研究室の研究テーマの関係上、半分以上のチュートリアルがニューラルネットワークに関するものなのだが、まあ発表者が発表することで学ぶという狙いもあるので、これでいいと思っている。(NAIST 松本研では教員および博士後期課程の学生が M1 に向けて講義をするスタイルだったが、うちは新入生が学部生かつ主力は内部進学の大学院生なので、このスタイルで定着)
ドラマ「シリコンバレー」ネタで言うと自分は vim 派かつスペース派なのだが、妻はプログラミングをする人ではないので大丈夫(?)である。スペース派でも、自分でスペースを叩く人は少数派ではないかと思うのだが……。(expandtab に加え、autoindent とか smartindent を使うのでは?)
チュートリアルのあとは NAACL の参加報告をしてもらう(研究室から4人行っていた)。メジャーカンファレンスなだけあって、色々見てこられたようで何より。今年は ACL も自分は行けないし、COLING も行かないし(結局1本だけ投稿したが不採択だった)、残りは EMNLP か PACLIC なのだが、PACLIC の可能性が高いかなぁと思ったりしている。