何回も同じ書類を書かされる

午前4時に起きて大学の年報を入力したり。Researchmap に入れたら省略できるとかいうことになっていたらいいのだが、そういうわけではないので、Researchmap の方が全然更新できていない。2年前の3月で止まっている(汗)学内の期末評価の書類とも特に連動していないので、期末評価の書類も入れないといけないのは手間でしかないのだが、どちらかに一本化してもらえないだろうか……(学内研究費の成果報告書の業績欄は、期末評価の書類で代替できるようで、これはいいことだと思うのだが)

朝はワークショップの原稿を見たり。共通タスクの原稿で、特に査読があるわけではないので気楽なものだが、書く方も気合が入っていないのはよくない気もする。ただ、特に業績になるわけではないので、ここに多大なエフォートを割くのも違うだろうし、どうするのがいいのかなと思ったりする。NAIST 松本研では、共通タスクに参加するとき、たまたま別に研究している手法を試すみたいな目的がないなら、「世界トップ3に入れないなら参加しない(参加しても発表を許可しない)」みたいなことを言われることがあったのを思い出した。自分としてはそこまで強くランキングを意識するものではないが、特に目的がなく(他のチームと同じような手法で)参加する、みたいなのは確かにチームビルディング以外ではあまり意味がないので、継続的に参加するつもりでなければ何かアピールするポイントを作るようにしたい。(あまり意識せずに参加した英文法誤り訂正タスクでは、2012年に前置詞の誤り訂正で世界トップの成績で、ちょこちょこ問い合わせがあったので、トップを取ることには意味はあると思っている)

ちなみに今年の Workshop on Innovative Use of NLP for Building Educational Applications (BEA 2018) の Shared Task on Second Language Acquisition Modeling と Shared Task on Complex Word Identification に参加し、前者は英語とスペイン語のサブタスクで16チーム中4位、後者はスペイン語(7チーム)とドイツ語(5チーム)のサブタスクで1位となったので、その原稿を書いている、というわけである。前者の第二言語習得のモデリングは割とおもしろいデータなので、もう少し突っ込んで研究できるといいなと思っている。

午前中からお昼にかけては楽天技研に遊びに行く。入り口の「深層学習じゃんけん」が強いとの噂だったが、確かに全然勝てない。「接待モード」があるらしいが、接待してくれていないようである(汗)

ランチは社内のレストランでしたが、眺めもよくいいところだった。NAIST 時代や首都大に着任してからしばらくは「社会科見学」と称して学生を連れて企業を回ったりしていたが、最近は外に出かけられる時間が極端に少なくなってしまった(自分が仕事できる時間が限られているため、移動時間がもったいない)のでほとんど行けていない。会社を見学すると一時的に意識が高まる気がするので、ときどきは遊びに来た方がいいなと思ったりする。

夕方は [twitter:@yang8] さんにお誘いいただき Lang-8 に遊びに行く。最近 日本語学習者の誤用検索システム を作っているのだが、これに Lang-8 のデータを使わせてもらっているので、その紹介をしたりする。ただ、最近は Lang-8 ではなく HiNative に力を入れているそうで、HiNative を紹介していただきつつ、情報交換をしたり。この分野もまだ新しい研究ができそうな気がしているので、何か思いついたら手をつけてみたい。