今年から気持ち新たにリスタート

例年通り、正月は昨年の抱負の振り返りから。(そういえば、自分はウェブで色々書き始めたのは98年からだったと思うので、20年目である。日記を毎日書くようになったのは相談員になってからなので、1999年か2000年あたりからだと思うが)

  • 家族で助け合って生活環境の変化に適応する。

最初の抱負は無事達成できたように思う。新年度から保育園の送り迎えが(妻の実習期間は元どおり自分が送り迎えだが)送りのみになり、日々の生活に少し余裕が生まれる。11月に入ってから色々状況が変わり、娘の相手や送り迎えを実家に頼めなくなっても、なんとか回すことができた。病児保育はフローレンスに入会したし、今後はファミリーサポートも活用していきたい。90点。

  • 2016年以前に引き受けた仕事は全部方をつける。

これに関しては一応全部幕を引くことができた。息絶え絶えながらも(〆切を超過しつつ)なんとかやったものもあれば、引き受けておきながら取りかかれず結局やっぱりできません、ごめんなさい、となってしまったものもあり、お詫びのしようもない(去年だけではなく、これまでも2回そういうことがあったのだが)。

ただ、引き受けておいて結局できなかったものに関しては、自分の能力以上のものを(もっと適切な人が他にいる、という相対的な意味でも、そもそも自分の実力では無理、という絶対的な意味でも)安請け合いしてしまったものだ、ということがよく分かったので、背伸びしてもできないものは無理、とお断りしようと思う。60点。

  • コンスタントに(メジャー)国際会議で発表する。

これに関しては「メジャー」という条件を除けば、2016年の7本に対し、2017年は9本発表できたので、達成できたかなと思う。ただ、国際会議的には今年採択された国際会議の中では IJCNLP が一番メジャーなもの(2nd tier の中ではメジャーだと思うが、1st tier の国際会議ではない)で、しかもフルペーパーは2本だけだったので、ちょっと力不足だった。

首都大に着任してからは、short paper でもいいから ACL/EMNLP/NAACL のようなメジャー国際会議で発表できるといいのでは、と思っていたが、博士後期課程の学生が増えるにつれて、メジャー国際会議であっても short paper だと論文誌につなげられない(あるいは論文誌相当と見なすことができない)ので、博士後期課程の学生はできるだけ long paper を書くようにした方がいいな、と思ったりする。(それがメジャー国際会議に通らなかったとしても、という意味)70点。

3つ平均すると75点くらいか。ボトルネックは安請け合いする仕事なので、今年は断る仕事は断ろうと思っている(あと、留学生の問い合わせは本当に数が多くて対応不能なので、メールをもらった段階で、語学スコアを足切りに用いるだけではなく、研究計画書等の提出を求めて選抜することにする)。

今年の抱負。

  • 保育園やファミリーサポートも含め、家族で助け合って生活する。(夫婦以外の環境変化にも適応する)
  • 4月からの学部再編への対応を重点課題とし、首都大の(とりあえず情報科学科の)プレゼンスを上げる。(1年目は広報効果もあるので注目されると思うが、2年目以降が本番なので、即効性は期待せず、数年後に向けて、種をまく。)
  • コンスタントに国際会議(フルペーパー)で発表したり、論文誌を書いたりする。(博士後期課程の学生がさらに増え、7-8人になる予定なので、博士号を取りたい人はちゃんと取れるようにする。)