立川と神谷町とで行き違い

午前中、共同研究のミーティングのために神谷町に来たが、首都大勢以外誰もおらず(部屋も入れず)、あれ??という感じになる。残りのお2人のうち1人(会場担当)は体調不良でお休み、もう1人はミーティングの場所の勘違い、というわけで、そもそも一番移動量が多い我々がこちらに来る意味がなかったような……(時期に関して我々の都合を聞いてもらったので、場所に関しては他の方々に合わせたつもりだった)

結局部屋は代理の人に開けてもらい、ミーティングは Google Hangout で行い、お休みだった方も病院に行ったあとに参加され、ミーティング自体は無事開催できてよかった。Google Hangout でできるならこれでもいいのでは、という気もするのだが、この共同研究けっこう数式をホワイトボードで書いたりするので、オンライン開催に向いていない。

お昼は六本木でランチを、と思っていたら、色々あって六本木でランチを食べることができた。久しぶり。

午後はメール処理したり国際会議の査読をしたり。今年は本当に国際会議の仕事が多い。まだ年内に3本査読しないといけない(それで今年は完全に終わり)。国内の学会のお仕事は代わりにほとんどお断りしているので、かなり付き合いの悪い人になっているが、仕事の時間が決まっているので、こうするしかない……(そもそも国内の学会や研究会も、最近はほとんど参加していない)。

海外の同世代の研究者が発表している論文を見ると、1年によくこれだけ研究ができるな?と思うのだが、うちの研究室で最適化できるとすると学部生と大学院生の比率を変えるというところ(これは徐々に変わっている)と、あとは採択率を上げて1つの研究当たりの歩留まりを上げることかなと思っている。

後者に関して、難関国際会議に投稿した方が質のいい査読コメントがもらえるので、通らなくてもどんどん投稿するべき、とエンカレッジする人も多いのだが、そのように「どんどん投稿」できるのはすでにそこそこ自力で書ける(博士後期課程または進学希望の)学生、あるいはみっちり面倒を見てくれる助教ポスドクの人と二人三脚で研究できる、みたいなケースであって、うちのように教員1人なのに育児中で時間が足りない研究室では、研究室内でまず選抜せざるを得ないように思ったりする(選抜しないといけないほど投稿したいと言う学生がいるのは、とても恵まれた環境であるとも思うのだが、学生数に対して教員数が少なすぎる)。