研究を英語で議論できるよう

午前中、原稿の添削をするが、最近土曜日は2-3時間しか娘を見てもらうことができないので、ほとんど仕事が進まない。平日は毎日30分〜1時間これまでより余分に働くことで週40時間になるように調節しているが、週末の固まった時間にできることと平日の細切れの時間でできることは違うので、色々と厳しい。

来年度は今年度より学生数が増えるし、進捗報告の時間を減らさざるを得ない(1人毎週30分を20分にする)気がしているが、勉強会を英語にしたら自動的に時間が減ったりするのだろうか(汗)今のところ3つある勉強会のうち1つだけが(スライドもしくは議論またはその両方が)英語だが、実は2つを英語にしてもよさそうだし、来年度はさらに留学生が増えるので、スライドも議論も完全に英語オンリーの勉強会を作った方がいい気もしている。NAIST にいたときもちょうど切り替わりの時期で、スライドが英語の勉強会が登場し、議論も英語の勉強会が登場するのと並行して、研究室内の連絡も日英併記になったのである。

研究するに当たってものすごく英語ができる必要はないのだけど(何年か学生を見てきた結果、博士に進学する段階でTOEIC 650点くらいあればいいと考えている)、研究室内部の研究に用いる言語を英語にするには、大学院に入学する段階でフィルタリングするしかないような気がする。とはいえ、内部進学の学生を英語力を理由に断るのは忍びないし(そもそも内部進学生は博士後期課程へ進学しない人でも普通に受け入れたいのだが、研究職に就きたいあるいは博士後期課程へ進学したいのでなければ、日本学生支援機構奨学金の返還免除狙いくらいしか、英語で論文を書くインセンティブがほとんどない)、結局高校から大学に入る段階(大学入試)でもっと英語のできる学生に入ってきてもらうしかないのかなぁ……。

もっとも、 日英と英日の Google 翻訳もニューラル翻訳になったし、そのうち研究に関する言語は全部英語で統一するのがシンプルだろうなー。自分たちで研究している手法で翻訳していると、Eat your own dog food. のように dogfooding できていいのだろうけど……。