COLING の通知を受けて善後策

連休の合間だが、夕方に委員会があるので休みにせず出勤。夕方の委員会がなければ休みにしていたかもなぁ。

午前中は学生と受託研究に関する打ち合わせ。共同研究や受託研究、定例のミーティングの日まではこちらから学生に進捗を特に確認しない(学生の方からリクエストがあれば対応)のだが、毎週と言わないまでも隔週で中間報告くらいは聞いたほうがいいのかも(少なくとも、こちら側からどういう話をするか、というアジェンダくらいは作れる程度には)。

お昼は10月から研究室に博士後期課程の学生として加わる留学生とランチ。研究室の SNS で告知はしていたが、休暇中でもあるし果たして何人が来るのかと思っていて、蓋を開けると全部で8人。ランチは英語だったが、研究の話は少しずつ英語でできるようにしていきたいな〜(むしろ雑談は日本語でもいいので)。

午後は研究相談。COLING という自然言語処理のメジャー国際会議の一つに4本投稿していて1本だけ採択されたのだが、落ちた3本のうちスコア4-3-2で落ちた1本は、国際会議で通すのは難しそうなので COLING の併設ワークショップに出すことになり、その善後策を話し合う。残りの2本は、ボーダーでギリギリ落ちたようなので、手法をさらに発展させてから、別の国際会議に出し直したほうがよさそう。

ちなみに通ったのは以下の論文。

  • Tomoyuki Kajiwara and Mamoru Komachi. Building a Monolingual Parallel Corpus for Text Simplification Using Sentence Similarity Based on Alignment between Word Embeddings. COLING 2016. (poster)

COLING には4本中3本が通ってもおかしくない感じだったのだが、最後の詰めが甘くて追い込みきれなかったのは、今年度の前半研究に時間が取れなかった自分のせいでもあるので、申し訳ない。このボーダーラインを少し超えるかどうかが、全勝になるか全敗になるかの分かれ目で、ここを超えられるかどうかは自分との戦いなのである。査読コメントを見ても、あと1-2往復できていればこれは対処できた、というような感じだったし……(ただ4本投稿するとなるとそれは無理だった)

今年はメジャー国際会議に3本通すのを自分的な目標にしていたのだが、結局2本で昨年と同じだった。ただ、昨年度の2本は他大学の共著者に助けてもらった2本である一方、今年度の2本は完全にうちの研究室の成果なので、同じ2本でも意味が大きく異なり、個人的には充実感もある(ちなみに、2本とも [twitter:@moguranosenshi] くんが関係している)。来年は ACL/EMNLP/NAACL クラスの国際会議(のフルペーパー)にうちの研究室から通したいものである。

夕方は委員会。先のことを考えるのは実感がないが、とにかく考えないといけない、ということで、色々と問題点を洗い出す。この委員会、毎回持ち帰って意見を集約しないといけないのだが、この「意見を集約」というのが自分は苦手でいつも〆切間際に慌ててみなさんに依頼してしまうので、持ち帰り案件が生まれた次の日にでもサクッと全体に投げられるくらい、フットワークが軽くなりたいなー。(学部生のころは、自分宛に受け取ったメールは全て24時間以内に返事を書いていたのだが……)