教育の負担が多く回らない

午前6時から2時間ほど授業準備をしたりメール処理をしたり。月曜日と火曜日に授業が集中しているので、毎週前半が正念場である。授業以外のことがほとんどできない。

午前中は古典論文紹介で、以下の論文を紹介してもらう。

  • Rachele De Felice and Stephen G. Pulman. A classifier-based approach to preposition and determiner error correction in L2 English. COLING 2008.

10年前の仕事だが、深層学習以前は分類器に基づく手法がクローズドクラス(置換候補を列挙できる)の品詞に対する文法誤り検出・訂正が一般的な手法だったので、古典的な論文として紹介してくれた。手法としては現在はこのようにやることはないと思うが、論文としては丁寧に問題を分析しているところが評価できる。1本論文を丁寧に読むと読み方の大枠が分かると思うので、時間をかけて読んでもらっているのだが、研究室に1年くらいいるとみんな読み方は身についているなと思ったりする。

お昼からはメール処理と事務処理を2時間ほど。終わらない戦い……。

夕方は南大沢に移動して B1 の基礎ゼミナール。この授業をすること自体は楽しいのだが、いま情報科学科の教員の中では自分がもっとも担当している授業のコマ数が多いし、南大沢に移動することも負担なので、来年度はやらなくていいよう相談するつもり。