TA がいないと演習やりにくい

今日は朝から保育園の大掃除。半年に1回、保育者と親が総出で大掃除をするのである。うちの娘が通う保育園は、年間のイベントといえば12月のお楽しみ会と3月の卒園式、10月くらいのイベント(運動会であることが多い)以外は特にないので、大掃除が一大イベントになっている。

自分はこれまで基本的に外回り担当で、今回も台所担当だったが、やることといえば台所の中の換気扇やゴミ箱、冷蔵庫の中の棚を外でひたすら洗う、という仕事。かれこれ3回目の担当なので、特に迷うことなく淡々と処理。ホースが水漏れするので修繕したりする余裕があるくらい。8:45に集合して12時半まで延々やったが、もう慣れたのでそんなに疲れない。

午後はオープンユニバーシティのために飯田橋キャンパスへ。「ウェブと自然言語処理」について話したが、アンケートを書かないといけないのに時間ぴったりまで話してしまったのは、よくなかったかも。自分が独自に用意したアンケートの方は、質問や感想を書いてくださって、おおむねポジティブな感想でよかった。

改善点としては、もっと手を動かす形式にしてほしいだとか、回数が90分x4回で足りないから増やしてほしい(あるいはこの回数しかないなら内容を厳選してほしい)というもので、これはどれもごもっともとしか言いようがないのだが、もしそういうセミナーにするなら自分だけで担当できるものではないので、何人かで分担し、かつ TA を入れないと無理だろう(京大で開かれている自然言語処理セミナーはそのような形になっている)。

オープンユニバーシティは学外の講師には謝礼を払うのに学内の教員が担当したら無報酬で、TA をお願いするのも難しいし、現在のオープンユニバーシティの枠内では実現できそうにない。オープンユニバーシティの開講は教員としてはほとんどボランティアなので、子育てが一段落して時間に余裕ができ、かつこういう一般普及目的の予算が取れたらそのようなワークショップを開催してもいいかなと思った(ただ、オープンユニバーシティでなければ飯田橋キャンパスが使えないので、やりやすいのは日野キャンパスで、参加する人が激減しそうだが……。秋葉原キャンパスを確保できればいいが、秋葉原キャンパスは事務手続きが精神的にしんどいので、あまりやりたくない)。

合間に学生の原稿のカメラレディにコメントを入れる。最近は学生との間で何往復も原稿のやりとりができなくなってきているので、これはまずいように思っている。原稿の添削に使える時間が一定だとすると、面倒を見ないといけない学生の数を減らすか投稿数を減らすかしないといけないわけだが、投稿数を減らすのは多分うちの研究室的には間違った方向性だろうな……。内部生が毎年4-5人入ってきて、ほぼ全員そのまま大学院に進学すると、博士後期課程に誰も進学しなくても B4 から M2 までで12人くらいになるわけで、教員1人しかいない現状では、そもそも外部から学生を4人も5人も受け入れるのは無理では? という気がしている。(学部生がいない大学院大学か、あるいは内部進学の学生がものすごく少ない大学だったら、たくさん来てくれて構わないのだけど)