似ている境遇の人は似ているサービスを使う

昨晩エアコンをつけてみたところ、消費電力表示も出ないし、ちっとも冷えないのでおかしいと思って調べたところ、室外機に異常があるようだ。ビックカメラの5年延長保証に入っていたので、電話して(だいぶ待たされたが)受付してもらう。エアコンがないと新生児と一緒に夏を乗り切れなさそうだし(朝に冷気を入れて、午前中から窓を閉めて冷気を逃がさなかったり、という工夫をしたとしても、最近の東京は厳しい)。

紙オムツが出るようになってゴミ箱が足りなくなったので、武蔵境のイトーヨーカドーまで買いにいく。ついでに扇風機も買う。NAIST時代に卒業する先輩からもらった扇風機を去年まで使っていたのだが、コンセントの差し込み口が曲がってしまい、危険なので買い換えたかったのだ。

帰りに妻のリクエストでスターバックスの新作フラペチーノを買って帰ったが、娘の世話をしていると、ほとんど溶けてしまった。赤ちゃんがいるときは、溶けたりのびたり冷めたりするようなものは、時間勝負である……。

そういえば今週からドゥーラ(産褥ヘルパー)を頼んでいて、家事を2時間やってもらったところ、割とよかったのでしばらくお願いすることに。昭島市に住んでいる方のようだが、他によく依頼があるのは実践女子大(日野にある)、中央大、首都大(いずれも八王子)の人たちらしく、こういう産褥ヘルパーさんは誰がお願いしているのかと思ったら、大学関係者が多いのか、と思った(理由は不明)。

唐突に宣伝だが、6月19日(木)に伊藤忠 CTC の大学・教育関連ユーザ会である CAUA が主催でインターネットはこうして始まった〜イノベーションと人材開発の今を考える〜というシンポジウムが開催される予定で、パネリストの1人にお声がけいただいたので、若手代表(?)として喋ってくる予定。懇親会以外は無料なので、もしお近くで興味のある方がいらっしゃれば、ぜひ。釜江先生の基調講演の煽り文がおもしろい(笑)

釜江常好 氏(東京大学スタンフォード大学名誉教授)
「アカデミックネットワークの黎明期:あの盛り上がりはどこへ消えたのか」

日本のインターネットは、「人類の知的活動に地殻変動を引き起こすものであり、乗り遅れるわけに行かない」との連帯意 識が、大学や国公立の研究所、企業の情報関係者に急速に広がった。その中心となったWIDEもTISNも、企業に機材の無料提供をお願いし、参加機関から 経費を分担する同意を取り付け、足らない部分は寄付で、機材購入や運営に要する資金を集めていた。そして「規則の細かいところは無視して、まず、今やるべ きことを推進しましょう」との合言葉で、現場の担当者も思う存分力を発揮できた。今後のインターネットはどう進むのであろうか。クラウドコンピューティン グ、タッチパネルデバイスの台頭、ソーシャル・ネットワークの広がり、位置情報の利用などが、今後のインターネット利用を特徴付けるとされている。アプリ 開発者も、これらの分野に集中している。しかし私は、違った見方をしている。情報の発信元、受信元が、大きく変わろうとしているのだと考える。人と人をつ なぐインターネットは限界に達し、人が機器を制御するインターネットが進むと考える。このような進展を予測すると、日本の情報関係者は、従来の「枠」を取 り払い、幅広いコラボをはじめなければならない。昔のように、「インターネットを結ぶ」といった、「よく見える目標」が立てられなくなっている。このよう な目標を、どのようにすれば「見えるように」できるのか、また組織をまたがり、国際的に展開するコラボは、どのように資金集め、どのような組織化している のか、例を引用しながら、議論し、意見を交わしたい。