授業するのも慣れると楽しくなってくる

朝6時に家を出て出勤。夜と同じくらいスムーズに大学に来ることができた。7時前に出勤するのも悪くない。ただ、この時間に出勤すると、帰りの時間が早くなるので、結局行きか帰りのどちらかでは通勤・通学ラッシュに巻き込まれそうだが……

授業は2限なので、先週の中間試験の採点をしたり、アンケートの集計をしたり、講義の準備をしたり。アンケートで「講義の最初の雑談(?)がすごく好きです。」とか「ちょっとした話をもっとしてほしいです。」といったコメントをくれた人がいたのでちょっと嬉しくなる。毎回授業の最初に10分くらい時間を取って、その週にあったこと・考えたことを話したりしているのだが (これはこういう話をしたほうがいい、と今年の修士の卒業生がアドバイスしてくれた)、こちらを楽しみにしてくれている人がいたのか〜。むしろ何を話そうかと1週間ネタを貯めているのに、実際の授業になると上がって (?) 半分くらい忘れてしまうくらいなので、ネタをメモっていたほうがいいのかな。代ゼミで漢文を習っていた宮下先生は、テキストにどこでどのネタを言うのか紙を挟んだりしていたけど、やはりネタも「ここでこれを話す」と決めておかないと効果的に話せないのであろう。

昼過ぎ研究室のウェブサーバの設定。というのも、講義資料を学内限定の場所にしか置いていなかったら (これは、学内でウェブページを作ると申請しないかぎり学内からしかアクセスできないため)、学外からも資料が見られるようにしてほしい、というリクエストが数人からあったため。学外にも公開可能なサーバの設置許可をもらったので先日設定したのだが、全体を Google Sites に飛ばす設定にしていたため、特定のディレクトリ以下を転送しないようにする設定を探して一苦労。Apache の mod_proxy_html で転送しているのだが、試行錯誤の結果、トップレベルの URL は外部に転送しつつ、/~ユーザ名/ の URL はローカルの Apache の内容を公開したい場合、

ProxyPassMatch /~.* !

を追加すればよいことが分かる。(最後の ! が転送しない、という意味になる) ついでに Internet Explorer で動作確認をしてみたのだが、なぜか IE で見ると激しく研究室のウェブサイトが崩れていることに気がついてしまう……。MacFirefoxChromeSafari でしか見ていなかったから気がつかなかったが、世の中のブラウザのシェアを考えると無視できない感じ。ちょっと今週中になんとかしたい。

午後は2時間ほど共同研究の研究計画書のチェック。あまり時間がないのでほとんど校正しかできないが、それでも全体を通して読んで (やることになっている) 内容を把握したり、これまでの共同研究者の研究内容を知ることができるので、一応じっくり読んでおきたいと思ったのであった。

夕方は Skype 会議。いろいろと関係者が複数になってくると、自分たちだけで進まないことがあったりして悩ましいところであるが、ちゃんと使ってくれる人がいるというのはありがたいことなので、地道に続けていきたい。

あと、首都大も来てから2カ月ちょっとが過ぎ、かなり居心地がよくなってきた。研究室の活動が楽しいのは前からだが、授業や大学運営もようやく勘所が分かってきた感じで、楽しくなってきた。あとは研究がどこまでできるかで、これは始まってみないと分からないが、事務的な作業以外では障害はなさそうなので、割といい環境なのではないかな? 博士後期課程に進学する人がほとんどいない、というところだけが大学院重点化されている大学とは違うのだが、それでも7割の学生はそのまま首都大の修士に進学する (外部から来る学生を入れると修士の学生の定員は学部の学生の定員の8割ほど) し、学生も教員もみんな研究室生活を楽しんでいるようなので、ここ (首都大の日野キャンパス) はよいところだと思うのである。

ただ、システムデザイン学部・研究科のある日野キャンパスは1学部・1研究科のみで学部3年生以上しかいないし、メインキャンパスのある南大沢キャンパスとはだいぶ雰囲気が違うので、もし興味がある人 (受験希望の高校生や浪人生、あるいは編入生または外部から大学院を受けたい人) がいたら一度希望する研究室を見に来てもらったほうがいいだろう。