研究は日ごろの積み重ねが大事

最近かなり寒いような。今週末が12月並の冷え込みだと聞いてびびっているところだが、結局エアコンとコタツで乗り切れそうなので、ヒーターは買わないことにした。erlyn-m さんに先日一人用コタツを差し上げたのだが、有効に活用してくれているらしい。確かに奈良も寒いしなあ。

午前中、共同研究の打ち合わせでNTTへ。高の原に車を置いているからいいものの、バスしか足がなかったらかなり不便。

ミーティング自体は無事終了。先が見えてくると楽になってくるものである。むしろここから新しいネタを仕込むのが大変かもしれない。

そういえば話し言葉機械翻訳の国際ワークショップ、IWSLTのコンテストの結果が出ていたそうで、TED 翻訳タスクで我らがNAISTチームはいくつかの言語対で1位の成績であったらしい。エンジニアリング以外あまり凝ったことはしていないそうで、喜んでいいのかどうか微妙なところだが、これだけの短期間でそれなりの機械翻訳ができるシステムを構築できたのはすごいと思う。来年度以降NAISTに入学してくる人たちはここからスタートてきるので、だいぶ楽なんじゃないかな。

午後は3連続で研究ミーティング。14時から17時半までミーティングで、へろへろになる。それぞれ、今後の方向性をディスカッションする。なんとなく目鼻がついてきて、結果が伴えば書けるような気がしてきた。(結果が出ても、書けそうにないテーマというのもある) 

雑談で去年の話が出てきて、M2の10月まで研究テーマがはっきり確定していなかったのに、よく修士論文が軟着陸できたなと思い起こしたり。今年はどうなるかなあ。

あとこれも雑談で博士の就職活動の話が出てきたが、自分の就職活動はD3の1月から始まって、説明会に行ったりSPIや数回の面接を経て内々定をもらえたのは4月上旬だったが、ポスドク待遇でよいなら就職活動はD3の秋以降にすればよかったようだし、エンジニア採用ならD3の11-12月くらいからでも普通に (要は中途採用と同じ枠で) 就職活動できるようなので、新卒として働きたいのでなければそこまで急ぐことはない、というのは正しいかもしれない。助教ポスドクのポストはそもそも12月くらいにならないと募集がかからなかったりするし……。(自分が助教になったときの公募はD3の1月に出た)

ただ、エンジニア採用を目指すなら、GitHubでコードを公開しているとか、エンジニアの人も来るような勉強会で定期的に発表していて分かりやすいスライドを Slideshare で公開しているとか、丁寧な解説記事をブログで書いているとか、そういう形で目に見える活動が重要であって、論文を書いて博士号を取ったことが評価されるかというとそういうわけでもないので、別の意味での難しさはあるかもしれない。

昨日からiPad miniを50音キーボードで使う練習をしているのだが、けっこうおもしろい。フリック入力も最初はキーボードを見ないで入れられるようになるまでは、少しずつ速くなるのが楽しかったし。こういう頭をあまり使わないゲームみたいなの、ときどきあるといいな。