ロボティクスとコンピュータサイエンスの話

先日 Stanford の BBQ でお会いした O 野崎さんがルームメイトと一緒に Apple に来てくれたので、一緒にランチ。せっかくこちらにいるのでランチしたい人はご連絡どうぞ〜(25日まではちょっと時間ないかも分かりませんが)

O 野崎さんの話では、ロボティクスでもコンピュータサイエンス寄りのところと機械寄りのところとでかなり雰囲気違うようなのだが、NAIST のロボティクスはコンピュータサイエンス寄りのところなんだろうなぁ。いや、よく分からないのだけど……。

ルームメイトたちも就職活動中だとか、仕事を辞めて大学院に入り直したいだとかいう話だったので、いろいろ話を聞く。就職活動もけっこう大変そう。なんとかなるだろうけど。(でも Laura のボーイフレンドも実は自分がシンガポールに行っている間にクビになったそうで、本当にアメリカは厳しいんだと思った。クビになる当日の午前中までなにも知らされず普通に仕事していて、昼のミーティングのあともう家に帰れって、ねえ……。従業員の25%がリストラだとか)

ここ1週間くらい、こっちで働いたらお金けっこうもらえるんじゃないの? という話を何回か耳にするのだが、生活費とか税金とかも高いし、こういうクビになるリスク(失職すると病気になったら保険全額自費負担になったりするし、職があるうちはいいのだが、ハイリスクだと思う)を考えると、日本で安定しているのとそんなに変わらないんじゃないかと思うし、自分はそもそもそんなお金優先じゃないので、ちょっと違和感がある。(お金ほしいと言うのはどうかと思う、と言いたいわけではない。ちゃんとお金もほしいと言うのは大事。そうでないとエンジニアは虐げられるので……)

ここで働いていてとてもいいなぁと思うのは、いい仕事をしよう、という意識が共有されている、ということかな。職人魂というか。いい意味でのプライドがある。1日のうち一番(活動しているという意味で)時間を使うのは仕事だと思うし、ここで働くのはすごく気持ちいいだろうなぁ、と思う。妻と「ここなら一生いてもいいね」と話し合ったり。いや、奈良も一生いてもいいと思った場所だけど、それとは違うよさがある。(ちなみに東京は一生いるのは止めようと合意した場所である)

すると、お金じゃなくて仕事が一番なんだろうな、と思うのかもしれないが、それも違って、一番大事なのは自分の場合は家庭。自分の仕事だけが楽しくてもだめで、家族みんなが楽しく健康に生活できるのが一番大事で、次が仕事で、その次が(仕事以外の)友人で、その次が趣味で、その次がお金かな? (あって損するものではないが、死んでも天国に持って行けるものではないし) この年になって父の偉大さが分かるわー。