体験しないと価値が分からないものを買うのは難しい

今週はなぜか疲労度が高い。最近は妻が寝付くまで隣で横になって、寝付いたら隣の部屋に移動して本格的に寝たりしているのだが、気がついたら午前3時を回っていたり、起きても完全に回復していなかったり、しんどいところである。梅雨だからだろうけど……。

午前中、共同研究に関する打ち合わせ。共同研究に限らず学振や科研費のような研究って、昔はアイデア勝負で一発おもしろいのが書けたら通るのかなと考えていたが、現実は研究費を申請するより遥か前からちょくちょく話していたり、あるいは研究費がもらえる前から研究をスタートしていて研究会や全国大会ででも発表していたり、地道に息の長いことをしているのが大事なんだなと思ったり。別の言い方をすると、お金があろうがなかろうがプロジェクトをやる、といった意志のあるところに、それをサポートする人的あるいは金銭的支援がつくわけで、お金がもらえなかったらやりません、というような腰が引けた提案では、通るものも通らないというか (これは未踏みたいな開発系の支援でも同じだと思うけど)。

後ろから押してもらうことを待っていて、押されないと進もうとしない人を押すのは大変であまりやりたくないけど、自分からいろいろ引っ張って進んで行こうとしている人は少し手伝ってあげようかなと思う、そういうことかもしれない。

続けて昼、個別ミーティング。人間複数のことを同時に気持ちを切り替えつつ遂行するのはなかなか難しいので、一つ一つクリアしていければいいのだけど……。

午後、昨日とは別の業者の方とご相談。いろいろなメーカーがどのようなラインナップを揃えているか教わる。こういうのは事前に調べても違いがいまいち分からないので、話を聞いてみるしかないなあ。何かを購入したりするとき、そのものの価値がどのようにしたら分かるかで分類するという考え方があり、事前に調べれば価値の分かる探索財 (パソコンに詳しい人がスペックで比較したり)、購入して使ってみてから分かる経験財 (食べてみないと分からないレストランの料理とか)、本質的に判断がつかない、あるいは長期に時間がかかる信用財 (コンサルタントや教育)、といったように分けるそうだが、大きな調達になればなるほど (自分が関わる機会が減るので) 経験財〜信用財的性格が増してくる。

いずれにせよ、自分でももう少し調べたほうがいいことが分かった (特に費用対効果)。

夕方、研究室に人がほとんどいなくて快適だと思っていたら、学内TOEICだったせいか……。自分もTOEICのスコアが切れてしまったので再度受けたいのだが、1日疲労してまで受けたいかというと微妙なところ。スコアを上げたいという動機もないのだが、定期点検だと思って受ければいいのかな。